学校日記

【5月19日】一歩一歩…

公開日
2022/05/19
更新日
2022/05/19

つぶやき

 創立40周年記念体育祭が終わり、学校ではその取組や頑張りを日常に生かしていこうとしています。委員会活動では早速、「着席コンクール」などの点検活動が始まりました。体育祭で学んだ「時間を守ること」「協力すること」「目標に向かって頑張ること」「思いやりのある行動をすること」などを日常生活で生かし、全校生徒が笑顔で過ごせるような学校にするために共に頑張っていきたいと思います。

 最近、本もろくに読んでいませんでした。久しぶりに開いた『生き方の教科書』に住友生命保険会社元社長、上山保彦さんの「会社に入ったら三種類の本を毎日読みなさい」というものが載っていました。

 私は入社したときに、先輩から、本を読みなさい、と。いわゆる経験というのは限りがあるから、三種類の本を10分でもいいから毎日読みなさいということを教えられましてね。それをずうっと30分ずつでも続けているんです。もう30年くらいにはなりますでしょうねぇ。
 一つは仕事に関する本ですね。それから時流というか、時代の流れを知る本です。三番目は、自己修養の本ですね。それを毎日、少しずつ読むのが大事だということですね。
 ただ、偏るんですね。三つを満遍なくとはいかない。ですが、ともかく活字に接しようということで、最低、30分はやりました。お酒を飲んで、ときには夜明けころに帰ることがあるんですが、ともかく活字を30分読みました。
 その30分が30年で何冊になるかと計算したりすると、これは急にはできないことだと思います。日曜日に朝から晩まで一冊の本を読み上げる、というのはビジネスマンはどうしても無理なんですね。ですから少しずつ、毎日続ける、継続は力なり、と、そういうことを心がけてきました。
 それからもう一つ、先輩から教わったのは勇気。勇気とはなんであるかということですね。精神的勇気というのはなんなのか。これはまあ、簡単にいうと、責任をとる勇気というふうになると思うんですが、言い訳をしない、あるいは他人に失敗を押しつけないとか、むしろ逆に、自分がやったことでも他人の手柄にするとかですね。これはたいへん勇気がいりましてね。
 処分を受けるときでも、つい、言い訳をしたくなる。あるいは他人のせいにしたくなる。そういう勇気ってのは難しいなあと思って、これもずっと心がけてきたつもりではいます。なかなか肉体的勇気というより精神的勇気が難しいような気がします。

 「経験」は確かに大きな力となっていくのでたくさんの経験をすることがとても大事。さらに、より視野を広げるためには、様々な本を読むことや学ぶことがとても大切だと私も思います。それと同時に「継続は力なり」だとも。
 改めて、上山さんの言葉から、私はまだまだ、いや、まだまだまだまだだなぁと思いました。たとえ30分でも30年続けるなんて自分にはとてもとても…。
 しかし、これからもあきらめることなく、地道に学び続けたいと思います。それと同時に精神的勇気をもって人のせいにせず、言い訳をせず、自分と向き合っていきたいと思います。
 一歩一歩…