学校日記

【6月10日】“まさか”より“もしか”

公開日
2022/06/10
更新日
2022/06/10

Kのつぶやき

 今日は、「期末考査」でした。子どもたちは、黙々と試験問題に取り組んでいました。来週には採点された答案が返却されると思いますので、結果だけにとらわれることなく、ぜひやり直しや振り返りをしっかりとして今後の学習に生かしてほしいです。
 そして、本日より部活動が再開です。明日は筑紫区中体連陸上大会が小郡市陸上競技場で行われます。それに引き続き来週からは、様々な競技の大会も始まります。子どもたちには、今まで努力してきたことをすべて出し切ってほしいと思います。御陵中生の健闘を心より祈っています!

 さて、昨日のニュース等を見ていると、近日中に「梅雨入り」するのではとの報道がなされていました。日本教育新聞の「不易流行」に次のことが載っていました。

 校庭のアジサイも色づいて、雨の季節になった。関東甲信越地方の、平年の入梅は6月7日ごろ、東北地方の北部で6月15日ごろ。これからの1カ月余、雨で外遊びが制限される学校生活。校舎内で遊び、思わぬ事故も起きやすい。東京・日本橋兜町にある中央区立阪本小学校。明治5(1872)年の学制発布で、第一大学区第一中学区第一小学の「一番校」とされた。明治35年制定の児童心得に「廊下を歩むに早く走らぬ事」という一項がある。明治時代も、廊下を疾走する子どもの指導は、教師たちを悩ませたようだ。梅雨明け間近になると線状降水帯が発生しがちだ。令和2年7月の熊本県を中心とする豪雨は記憶に新しい。球磨川の氾濫は人吉市などに大きな被害をもたらした。気象庁は、本年度から線状降水帯の予測を開始する。ただし、半日程度前に発生可能性がある場合に限るそうだ。線状降水帯は、平成26年8月の広島市で発生した土砂災害から注目されるようになった。しかし、発生の予測は現段階では難しく、11のブロックごとの発表となる。全国の学校の立地する環境はさまざま。山や河川等の地形、大気の流れ、土質、集落の分布などによっても危険度は千差万別。登下校時間帯や学校滞在時間帯でも安全確保の態様は異なる。「“まさか”より“もしか”」という視点で、学校の安全体制を点検したい。

 ちなみに、福岡県の梅雨入りの平均は6月4日。ここ3年間では2019年は「6月26日」、2020年は「6月11日」、2021年は「5月11日」となっています。昨日の予報では早ければ週末、遅くても来週中頃に「梅雨入り」となるのでは…と、気象予報士の方が話していました。私としては、梅雨の時期はあまり好きではありませんが、こればかりは仕方がないことですし、雨も私たちの生活には必要なものですので…。
 しかし、近年の雨は恐怖すら感じることがあります。「数十年に一度の大雨…」と言われながら、毎年のように大きな災害をもたらしている大雨。決して、人ごとではなく、いつどこで信じられないような大雨に見舞われ、大きな災害となるかはわかりません。文中にも出てきた“線状降水帯”の予測はまだまだこれから…。そうなってくると私たちは、“まさか”ではなく“もしか”して起きるかもしれない、いつどこで起きてもおかしくないという前提で、様々な準備しておくことが重要となります。
 たとえば、学校においては毎月1回、全職員で分担し校舎内外の「安全点検」を行っています。また、日常的にも気になるところは、すぐに連絡を取り合うようにしています。そして、故障箇所や不具合があるところについては、教育委員会と連携し早期の対応をお願いしています。他にも、危機管理マニュアル等を踏まえた組織的な対応や連携についても、しっかりと確認していかなければなりません。さらには、子どもたちへの安全指導等についても継続して行っていきますが、ぜひ、ご家庭においてもお子様と話をしていただけたらと思います。一番大切なのは、子どもたちの「命」そして「安全」ですから…。
 
 さあ、明日は筑紫区中体連陸上大会。陸上部の子どもたちの輝く姿がたくさんみられることを心から期待しています。がんばれ〜!!!