【6月17日】感謝をもって…
- 公開日
- 2022/06/17
- 更新日
- 2022/06/17
Kのつぶやき
先日のタイトル戦でも圧倒的な強さで勝利し、ボクシング世界バンタム級3団体王者となった井上尚弥選手。先日もあるテレビ番組に出演されているとき、出演者の一人が「対戦相手のドネア選手がすごいスピードで1回パンチを出す間に、井上選手は2回出すって、どんなスピードなんですか!?」と驚きを表していました。世界でも認められる最強のチャンピオンである井上選手が所属しているのは「大橋ボクシングジム」です。その会長である大橋秀行さんの「ここ一番で負ける理由」について、『生き方の教科書』に載っていましたので紹介します。
ちなみに大橋さんが現役時代にもっとも苦しかったのは「減量」だそうです。小学校の頃から世界チャンピオンを目指していた大橋さんは、現役を引退するまでずっと「一日一食」で通したとのこと。食べるのは晩だけで、学校の給食も食べなかったので、先生方もずいぶんと心配されていたようです。「でも、これは自分の夢のためにやっているのだから…」と答えていたそうです。
プロでの通算成績は24戦して、19勝5敗です。ただ、若い頃は「ここぞ」という時に限ってなぜか負けてしまうことが多かったんです。高校2年でインターハイで優勝したのに3年生の時は連覇できなかったし、大学の時もオリンピック最終選考会でいつも勝っている相手に負けて出場できなかった。プロになっても、いきなり連勝して「150年に1人の天才」とか持ち上げられながらも、大事な試合では負けてしまうんです。
それで、「なぜだ、なぜだ」と冷静に自己分析してみたら、負ける前はいつも監督とかジムの会長に対して不満をもっていたんです。
勝ち続けてくるとどうしてもうぬぼれが出てきて、自分の力で強くなったと勘違いしてしまうんですね。だから、「なんだよ、アイツ」とか「教え方が悪いんだよ」と周囲に不平不満が出てきたところで負けていることに気づいたんです。負けるのは周囲が悪いんじゃなくて自分が悪いんだと考えを改め、周りに対して感謝をもって接するとか、やっぱり自分が変わっていきました。
先週の陸上大会につづき、明日からは多くの部活動で中体連の本大会となります。早速明日は、野球、ソフトボール、サッカー、バドミントンの大会が実施されます。これまで、それぞれが一生懸命に練習してきたことをすべて出し切ってほしいと思います。ともに頑張ってきた仲間、様々な場面で指導・助言してくれた先生方やコーチの方々、いつも支え励ましてくれた保護者や家族の方などに改めて「感謝」の気持ちをもって臨んでほしいと思っています。自分を信じ仲間を信じ、そして、油断せずに集中し、ひたむきに、最後まであきらめずすべてを出し切ってほしいと思います。
大橋さんが教えてくれているように「人のせいにせず、言い訳をせず、感謝の気持ちをもって」、御陵中生として、試合以外の礼儀やマナーでも素晴らしい!と言われるような大会になればと思っています。…子どもたちの活躍を心から願っています!
※保護者の皆様には、これまで多大なるご協力とご支援をいただき、誠にありがとうございます。また明日より、送迎や応援など、どうぞよろしくお願いいたします。