【6月21日】素敵な日本語
- 公開日
- 2022/06/21
- 更新日
- 2022/06/21
Kのつぶやき
沖縄では昨日「梅雨明け」との報道がなされていました。福岡県の梅雨明けはまだまだ先だとは思いますが、くれぐれも大雨による被害等がないことを祈ります。今日は、二十四節気の「夏至」にあたります。晴れていれば、一年のうちで最も太陽の位置が高い日です。日が昇ってから沈むまでの時間が一番長く、正午頃は、ほぼ真上から日が当たるので影も短くなる日です。週末はたいへん暑い天気となりましたが、今週は雨と気温や湿度にも注意が必要な天気となりそうです。健康管理には十分に気をつけていきたいものです。
さて、今日は西日本新聞の『デスク日記』から…
最近、会話の最後にこの言葉が挟み込まれるのを聞く。
「知らんけど」。意味は、今述べたことには、責任持てないけど−。関西の芸人が使い、普及したようだ。「この店のラーメンがうまい。知らんけど」「俺に任せれば、問題ないって!知らんけど」
5月に大分県日田市であった歌人の俵万智さんのトークショーでも話題になった。気になる言葉について観客から問われたところ、これを挙げ「相手の反論を先回りして封じ込め、使い勝手がいい」。…(後略)…
私自身はこの「知らんけど…」は使っていないつもりだったのですが、あるときふと、時々言っていることに気付きました。それで、このコラムを読んで思わず笑ってしまいました。この言葉はどこかで責任逃れや反論逃れをしているのかもと思うと、やはり使う言葉には気をつけなければと思います。
『すぐに使える教養の「語彙力」』という本には、「職場でどう言い換えればいい?」という章があります。いくつか例を紹介すると
◆「どうぞ座ってください」→× 「どうぞおかけください」→○
◆「お約束ですか」→× 「恐縮ですが、お約束をいただいておりますでしょうか」→○
◆「□□様でございますね」→× 「□□様でいらっしゃいますね」→○
◆「ちょっとお待ちください」→× 「ただいま参りますので、少々お待ちください」→○
◆「なんの用でしょうか」→× 「失礼ですが、どのようなご用件でしょうか」→○
◆「今日はありがとうございました」→× 「貴重なお時間をいただき、本日はありがとうございました」→○
もちろん相手との関係性や場面によって、適切とかあまり適切ではないということは違ってくると思います。しかし、日常の様々な場面で適切な言葉が使えるようになりたいと私は思いますし、丁寧な言葉で対応されるとこちらも気分がいいものです。本当に日本語は奥が深く難しいこともたくさんありますが、「心を豊かにする言葉」「心を明るくする言葉」「心があたたかくなる言葉」を少しでも多く適切に使えるようになれたらと思います。奥がどこまでも深い日本語…もう少し勉強します。