学校日記

【7月14日】はつらつと…

公開日
2022/07/14
更新日
2022/07/14

Kのつぶやき

 今週に入り、本校関係者においてもコロナによる陽性者・濃厚接触者が増加しております。そのため昨夜までに特に多かった2年生においては、今日・明日の「学年閉鎖(自宅待機)」措置をとることといたしました。保護者の皆様には、ご心配・ご迷惑をおかけしますが、どうぞご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 コロナとの闘いも2年半ほどになり、次から次に襲ってくる波に、その都度対応しながらも「出口」がいつになるかとモヤモヤとした気持ちを抱えている人も多いのではないかと思います。学校においても欠席者が増え、通常の授業もしにくい状況となり、今回のような措置をとったり、中止や変更を繰り返したりすることに、やりきれない気持ちになることもあります。それでも、現実を冷静に受け止め、考え、そのときの「最適解」「納得解」を見つけていくしかありません。

 さて、日本教育新聞に福井大学教職大学院教授(前福井市至民中学校長)の小林真由美先生が、講話として生徒に話した言葉が載っていましたので、一部抜粋して紹介します。

 あるお店の社長さんから、こんな話を聞きました。
 「体が疲労すると、そこに病気が忍び寄る。心が疲弊すると、そこに不幸が忍び寄る。体の疲労には薬が効くが、心が疲れると薬も効かない。何かつらいことがあったとき、人のせいにしたり自分の不運を嘆いたりする人は、どんどん不幸になっていく。『いやだなあ』を繰り返す人は、もっといやな状態になっていく。うまくいかないことがあったら、それは自分の力不足と謙虚に受け止め、それが自分を育ててくれていると、前向きに考えてごらんなさい。人間はとにかく、はつらつと生きること。元気でほほ笑みを絶やさぬ人には、決して不幸はやってこないから」
 会社を一大築き上げた方だけあって、とても元気に語ってくれました。暑い夏の最中、私自身も疲れ切っていたときだったので、この社長さんのお話は心に染みました。「はつらつと生きる」という言葉が、今でも心の中に残っています。…(後略)…

 何かを始めたときはとてもやる気があったのに、計画するまでは意欲的だったのに…。うまくいかないことが続いたり、思うように進まなかったりするとやる気を失い、誰かのせいにしたり、周りの何かのせいにしたりすることがあります。そして、不機嫌になり無愛想になり、結果的に周りまで不愉快にさせていることがあるかもしれません。
 でも私は、誰かのせい、周りのせいにして解決したことはないように思います。だとすると、目の前のことともっと真摯に向き合い、現実を受け止め、それをどう乗り越えていくかを前向きに考え行動していくほうがよいのだと思います。苦労や試練は人を成長させるともいいます。笑顔でいきいきと毎日を過ごすことが、結局は自分にとってもプラスになっていく。まずは「いま」「ここ」を精いっぱいに過ごすことが私たちには大切ではないかと思います。
 明後日からは筑前地区大会、そして終業式を迎え夏休みとなります。子どもたちが、いきいきと、そしてはつらつと生活できるように、私たち大人がはつらつと対応していきたいと思います。