学校日記

【7月15日】心がけ次第

公開日
2022/07/15
更新日
2022/07/15

Kのつぶやき

 コロナの新規陽性者5718人と福岡県においても過去最多を記録したとの報道があっていました。まだまだ感染拡大していく様相を呈しているので、今一度、一人一人が基本的感染対策の徹底をしていきながら日常生活を送っていきたいと思います。
 
 いよいよ明日からは筑前地区中体連大会となります。区大会を勝ち抜きここまできました。コロナによる影響もあり、万全ではないかもしれませんが、できることを最大限発揮して、粘り強くやりきってほしいと思います。頑張れ!御陵中生!!
 関係の保護者の皆様、どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 さて、何回かその著書から紹介した永松茂久さんが「人生の師匠」と呼ぶ斎藤一人さんという方がいます。「銀座まるかん」(日本漢方研究所)の創業者で実業家である斎藤さんが書かれた『常識をぶち破れ』という本の中の「“勉強が苦手=頭が悪い”は大いなる勘違い」というところを抜粋します。

 子どもだけでなく、大人にも多いのが、勉強ができない(できなかった)ことで自分の価値をさげている人です。いま勉強ができなくて悩んでいる子。学生時代に勉強が苦手でいい大学を出られなかったというコンプレックスを持っている人。そのどちらも、あなたの人生には必要ない劣等感だよ。
 勉強が苦手な人って、すぐに自分を頭が悪いと決めつけたり、卑下したりすることがあるんだけど、それって本当に愚かなことなの。自分で自分の価値を下げるのって、勉強ができないことよりもずっと罪深いよ。
 あのね、「勉強が苦手=頭が悪い」というのは大いなる勘違いなんです。確かに世間では学校の勉強が重視されるし、勉強ができると「すごいね」「頭がいいね」なんて周りから褒められます。子どもの場合、成績がいいと親も喜ぶから、自然と「勉強できなきゃいけない」みたいな刷り込みもあると思うんだよね。もちろん、勉強ができるのはいいことなの。できる人はどんどん勉強して才能を伸ばせばいいし、それでみんなの役に立てば喜ばれるよね。ただ、勉強ができないからって頭が悪いわけじゃないし、勉強が苦手でも成功する人はたくさんいます。

 斎藤さんは、自分自身が勉強は非常に苦手であり、「納税額日本一」になるとは周りの人は誰も想像していなかったはず…と言っています。また、斎藤さんは、「愛を中心に生きていれば、誰だってそんな奇跡が起きるよ。最高の常識破りができるよってことなの。一人さんだから成功できたとか、一人さんはたまたま運がよかったとか、そういう話ではない。運気だって未来だって、あなたの心がけ次第でいくらでも変えられるの。あなたも成功したかったら、愛を出しなっていう簡単な話なんだ」と締めくくられています。

 テストの点数はあくまでも「見える学力」の一つです。それはそれで大切です。しかし、「見えない学力」、すなわち何度もひとりごとでもつぶやいた「非認知能力」を高めていくことが見える学力にも繋がるし、人としての成長や成功へと導いてくれるものだと思います。斎藤さんは、著書の中で「愛」という言葉をたくさん使われています。自己中心的ではなく、やはりそこには人のために、誰かのためにという「利他の心」があるのです。それによって、斎藤さんの成功があると教えてくれています。
 子どもたちには、勉強が思うように進まず「自分はダメだ」と、すべてをあきらめるようなことはしないでほしいと思います。それでも前を向いて努力を続けたり、小さな積み重ねをしたりすることが大事だし、何より人間性を磨き、日々笑顔で元気に過ごしてほしい…その支援を私たちは精一杯させてもらいたいと思います。