学校日記

【7月20日】“一生懸命”

公開日
2022/07/20
更新日
2022/07/20

Kのつぶやき

 今日は、1学期終業式でした。私は、明日から夏休みに入る子どもたちに、「一生懸命の素晴らしさ」について話をさせてもらいました。1学期も体育祭や中体連の大会などでの子どもたちの「一生懸命」に、たくさんの感動をもらいました。
 夏休みは、多くの子どもたちが、自分の時間を最もとることができる期間となりますので、その時間を有効に使い、何かに一生懸命に取り組んで充実したものにしてほしいと思っています。

 さて、昨日のテレビ報道も、今朝の新聞も一番の話題は「羽生結弦選手のプロへの転向」でした。西日本新聞の記事から一部抜粋します。

 フィギュアスケート男子で競技会を去る決断を下した羽生結弦(ANA)は「限界への挑戦」をモットーに突き進んだ。全てのジャンプの着氷で使う右足首はぼろぼろの状態。リスクを恐れずに大技に取り組んだスター選手は後輩達の憧れで、世界のレベルを引き上げたフィギュア界の生きる伝説だった。「壁の先には壁しかない。人間というのはそういうもの。課題を克服しても人間は欲深いからまた超えようと思う」。自分のことを「絶対王者」と言い聞かせ、飽くなき向上心で鍛錬した。
 2015年11月のNHK杯ではショートプログラム(SP)で4回転ジャンプを一つ増やして2種類の攻めの構成に変え、ほぼ完璧な演技を披露した。当時のルールでSP、フリー、合計の300点超え。12月のグランプリ(GP)ファイナルで再び世界最高を塗り替えて度肝を抜いた。「競技の限界を超えていくことがやりがい」と訴えて周囲を説き伏せ、GPファイナルと世界選手権で頂点に立った。
 右足首の大けがを乗り越え、18年平昌冬季五輪では同種目で66年ぶりの2連覇。その後はクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)成功に向け「暗闇を歩いているだけ。毎回、頭を打って脳しんとうで倒れて死ぬんじゃないかと思いながら練習した」とチャレンジを何度も繰り返した。プロに転向しても「4回転半を含めて挑戦を続けて、これからも高いステージに行けるように頑張る」。探究心が尽きることはない。

 記者会見の場で発した、「“引退”という言葉は使いたくない」そして、「現状に満足したことは基本的にない。自分の中ではスケート、イコール生きてる」、「“生きてる”証し」…などの言葉を聞くだけで、やはり羽生選手は「唯一無二」なのだと思いました。
 羽生選手は本当に凄い選手です。常に「一生懸命」の努力をし続けています。しかし、以前のひとりごとでも言いましたが、私たちの周りには、たくさんの「一生懸命」の姿があり、数々の奇跡が毎日起きています。その中にたくさんの感動があります。
 1学期も御陵中の子どもたちは、様々な場面で私たちの心を揺さぶる「一生懸命」な姿をたくさん見せてくれました。これからも御陵中の子どもたちの「一生懸命」や「頑張り」、そして「活躍」と「成長」を心から願っています。
 “一生懸命”→“可能性は無限大”

※保護者の皆様、地域の皆様へ
 令和4年度1学期、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、大きな事故なく無事に終えることができました。これもひとえに保護者の皆様、地域の皆様方のご理解とあたたかいご支援の賜だと感謝いたしております。夏季休業中は、部活動以外は基本的に、各家庭での生活や活動となります。できましたら1学期の振り返りを各ご家庭でしていただき、さらに夏休みの過ごし方等も含めてお話してもらえればと思います。
 すべての子どもたちが、事故等なく充実した夏休みを過ごし、9月1日の始業式を迎えられたらと願います。2学期早々に、2年生修学旅行、1年生自然教室の宿泊行事を予定していますので健康管理等、各ご家庭でもご指導よろしくお願いいたします。1学期間、本当にありがとうございました!
 最後に…「校長のひとりごと」をいつも読んでくださり感謝いたします。コロナ禍になって始めたひとりごとは、今日で462回目となりました。夏季休業中はひとまずお休みします。また2学期、よろしくお願いしますm(_ _)m