【9月1日】尊い教え
- 公開日
- 2022/09/01
- 更新日
- 2022/09/01
つぶやき
いよいよ2学期が始まりました。始業式の話では、ウォルト・ディズニーの言葉を紹介しました。
◆夢を求め続ける「勇気」さえあれば、すべての夢は必ず実現できる。いつだって忘れないでほしい。すべて一匹のねずみから始まったということを。
◆失敗したからって何なのだ?失敗から「学び」を得て、また挑戦すればいいじゃないか。
2学期、「夢や目標、志をもちつづけること」「失敗を恐れず、チャレンジし続けること」を心がけ様々なことに取り組んでほしい。そのことが人としての成長や成功へ繋がるから…
そんな話を子どもたちにさせていただきました。子どもたちの笑顔とひたむきな姿をたくさん見られたらと期待しています。
保護者の皆様、地域の皆様、2学期も御陵中の子どもたちのために、どうぞ、ご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。
さて、8月30日、京セラの創業者で名誉会長の稲盛和夫さんが24日に死去されたニュースが飛び込んできました。私も著書を読ませてもらい、たびたび稲盛さんの言葉を様々なところで発信させていただきました。稲盛さんの経歴等が書かれた記事が西日本新聞に載っていましたので、紹介します。
1955年に鹿児島大を卒業。京都のメーカーを退職後、59年に27歳で京都セラミック(現京セラ)を創業した。セラミックを用いた電子部品で業績を伸ばし、一代で売上高1兆円超、グループ従業員約8万3千人の世界的メーカーに育てあげた。
電気通信業が自由化されると、第二電電企画(現KDDI)を84年に旗揚げして、情報通信分野へ参入。携帯電話の事業化にも力を注いだ。
会長を経て97年に名誉会長に退いた後も、経営破綻した複写機メーカー、三田工業(現京セラドキュメントソリューソンズ)の経営再建の支援に采配を振った。
2010年には政府の強い要請で、経営危機に陥った日本航空の会長に就任、無給で再建の指揮を執った。会社の組織を小さな集団に分けて採算を管理する京セラの経営手法「アメーバ経営」を導入し、業績を回復させ、12年に東京証券取引所第1部への再上場にこぎ着けた。
「人間として正しいことを正しいままに貫く」など独自の経営理論でも知られ、多くの経営者に慕われた。自身も、後継の育成や社会貢献に熱心に取り組み、中小企業の若手経営者らに人生や経営の哲学を教える「盛和塾」は国内だけでなく、米国や中国など海外にも広がった。200億円相当の私財をもとに財団をつくり、「京都賞」を創設、世界的業績を上げた研究者や芸術家を表彰している。…(後略)…
稲盛さんをよく知る方々が、
「経営者としての厳しさもありながら、従業員を一番大切にされる方だった」
「(日本航空[JAL]の奇跡の復活について)悔しいが、あんなことができるのは稲盛さんしかいなかっただろう」
「曲がったことが大嫌いな、誰にも負けない働き者だった」
「市の発展に大きく寄与していただいた。限りない尊敬と感謝の意を表する」
「人の心をつかむ力が圧倒的だった。求心力があったからこそ、さまざまな難題をクリアできた」
などとコメントされていました。
新聞の見出しにも『卓越したリーダー』と表されています。何より、リーダーの心構えを説いた『利他の心』をもって、すべてのことに取り組まれた稲盛さんの姿勢と業績はあまりにも偉大です。
到底、及ばない私ではありますが、少しでも稲盛さんが残してくださった教えをいかしていきたいと思います。稲盛和夫さんのご冥福を心よりお祈りいたします…