学校日記

【9月13日】おかげさま

公開日
2022/09/13
更新日
2022/09/14

Kのつぶやき

 2020年の本の年間ランキング1位になった『人は話し方が9割』の著者である永松茂久さんの「3分メッセージ」というものがあります。その9月12日分に「おかげさま」というメッセージがありましたので載せます。

自分のミスを叱ってくれる人がいたらありがとう。
綺麗な空にありがとう。
おいしいごはんにありがとう。
レストランで注文したものを持ってきてくれる人にありがとう。
よーく周りを見渡してみると、僕たちは膨大(ぼうだい)なおかげさまの上に生かされていることに気づく。
テーブルひとつ取ってもそう。
木を切り出してくれた人。
それを加工してくれた人。
販売してくれた人。
届けてくれた人。
今飲んでいるコーヒーだってそう。
畑を耕してくれた人。
コーヒー豆を収穫してくれた人。
焙煎してくれた人。
コーヒーを入れてくれた人。
そしてこのコーヒーカップを作ってくれた人。
気が遠くなる数の人たちが、あなたのためにがんばってくれたおかげで、今こうして生かされている。
ひとりじゃない。
僕たちはすでにたくさんの人たちに愛されているんだ。
「おかげさま」。
これは英語では訳せないらしい。
世界で日本にしかないこの言葉を大事にしたい。

 自分自身に直接関わってくれた人と考えると、もしかするとある程度数えられる人がいるかもしれません。しかし、永松さんの言葉にあるように考えていくと、いったい自分にはどれだけの人が関わってくれているのでしょうか?生まれてから今まで…と考えたときには、きっと、数限りないくらいの人たちが自分自身が生きていくために関わってくれていることが容易に想像できます。それは、人だけでなく、“もの”や“こと”もそうです。私たちは、無限とも言えるほどの“ひと”“もの”“こと”などのおかげさまで生かされているのです。
 そう考えたとき、やはり「感謝」の気持ちを決して忘れてはいけないと改めて思うのです。
生かされている…だったら、なおのこと命を大切にし、精いっぱい生きていくことが大切です。そして、人にやさしく誰かが笑顔になれるような、幸せになれるようなそんな生き方ができればなおよいと思います。
 本校の教育目標「自律貢献」はまさに、そんな願いがあります。志をもって、自分の可能性を信じ失敗を恐れずチャレンジすること。相手意識をもって誰かのために自分のために貢献すること…。永松さんのメッセージからそんなことを考えた私です。