学校日記

第3回「にんげん学」

公開日
2022/09/29
更新日
2022/09/29

お知らせ

「にんげん学」は、教師の体験や思いを子ども達に伝えることにより、子ども達に勇気や希望を与えることを目的としています。そのことにより、子ども達が未来へ向けて志をもったり、頑張る原動力になることを目指し、月1回実施していきます。
今回は第3回目として、園田克利先生が『「追求する」ということ』について話をしました。 
「私は大学、大学院修士課程、博士課程で合計10年程度、平安・鎌倉時代の和歌の研究をしていました。
 ただ、今日みんなに伝えたいのは研究のことではなく、「追求すること」の大切さです。物事を突き詰めていくと、見るもの、見たいものはどんどん小さく、細かくなっていきます。例えば、研究、スポーツ、芸術、趣味、、、しかし、それを見るためには、より多くの力が必要になってきます。その力は、他の場面・他のことであってもとても大切な力なのです。
何かを突き詰めてやってみてください。人から「なにが面白いの」「わからない」とか言われても突き詰めた先には、そこまでやった人にしか見えないものがあって、それは一生の宝物になります。ただし、他のことを適当にしていい「言い訳」にはしないように。自分の大切なものを、言い訳の道具にするのは悲しいです。
人から見ると役に立たないこと、意味がなさそうなことであってもいい、それがうまくいかなくても何かを突き詰めるときに得た方法や心、考え方は自分の大きな力となって、さらに大きく成長させてくれる。好奇心を大事に、そして、やるからには全力で!」
というお話でした。生徒たちの心の中に「追求する」ことの素晴らしさや大切さ、自分も1つもことを追求していきたいという気持ちが芽生えたことでしょう。

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