学校日記

【10月6日】土俵の真ん中

公開日
2022/10/06
更新日
2022/10/06

Kのつぶやき

 第41代の生徒会役員選挙に向けた校門での選挙運動が始まりました(上写真)。分担して作成した立候補者の名前などが書かれた模造紙などを手に、一生懸命選挙運動する子どもたちの姿がありました。そして、先ほどは、40周年記念行事の一つ、人文字を全校生徒と職員でつくり、業者の方に依頼し、空からの撮影を行いました。
 合唱や創立40周年記念文化祭の取組、生徒会役員改選の取組、新人大会、地域清掃、GORYOマルシェ、創立40周年記念「夢講座」、錬歩会、市民総ぐるみ防災訓練…、行事が多く忙しい10月、11月ですが、充実したものになるよう、教職員一丸となって頑張っていきます。保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

 さて、稲盛和夫さん著『心を高める、経営を伸ばす』の「土俵の真ん中で相撲をとる」というところを載せます。

 私はいつも「土俵の真ん中で相撲をとれ」と言っていますが、それは土俵の真ん中を土俵と思って行動しろという意味です。
 学生時代、皆さんも試験直前になって、あわてて一夜づけをした経験があると思います。そして間に合わず、破れかぶれで試験に臨んできた人も多いことでしょう。試験の日時は決まっているのですから、いい点を取りたいと思っているなら、早くから準備をしていればいいのに、多くの人はそうしようとはしないのです。
 また、相撲を見ていても、俵[たわら]に足がかかると馬鹿力を発揮して、うっちゃり(土俵際で腰を落とし体をひねって相手力士を土俵の外へ投げること)をする力士がいます。あのくらいの馬鹿力が出るなら、土俵の真ん中で出せばいいのに、といつも私は思います。
 実は、人生も同じなのです。土俵の真ん中にいるときには、余裕があるから安心してしまい、行き詰まってからあわてるのです。常に余裕がないと考え、瀬戸際にまで追い詰められる前に力を振りしぼるようにしなければなりません。また、土俵際[どひょうぎわ]、つまり窮地[きゅうち]に陥らなくても、リスクが想像でき事前に手を打てるようでなければなりません。
 安全弁を置いた進め方をしなければ、人生も仕事も経営も決して安定したものとはなりえないのです。

 稲盛さんの言葉に、自分自身を反省するばかりです。
 確かに一夜漬けは、所詮一夜漬けでしかありません。ずいぶん前から入念に準備したものほど出来がいいのは事実です。しかしながら、「忙しいから」とか、「今はやる気が出ないから」とか、「まだ時間があるから」と、先延ばしにしているとあっという間にその日は近づいてきて、十分なものとならない。何事も早めに行動する、準備をすることが大切なのだと思います。
 忙しい10月、11月です。よりよいものとしていくために、忙しい中であっても早め早めの計画と準備、そして連携をとりあって、成功させたいと思います。

  • 1455688.jpg

https://onojo.schoolweb.ne.jp/4020005/blog_img/6876622?tm=20240805123920