【10月7日】幸せ
- 公開日
- 2022/10/07
- 更新日
- 2022/10/07
Kのつぶやき
昨日はの航空写真のあと、ドローンでの撮影をしてくださった業者の方に、「今日はありがとうございました!」と言うと、「影ができない曇りでしたし、ほぼ無風でとても良い条件で撮ることができました。何より、生徒さんがすぐに並んでくれて、スムーズに撮影ができました!」と笑顔で返してくださいました。
「生徒さんがすぐに並んでくれて…」のところが私はとても嬉しく、相変わらず素直でいい子たちだなと、誇らしく思いました。
さて、話は変わって…
日本ホスピタリティ・マナー研究所代表の松澤萬紀さん著『100%好かれる1%の習慣』の中にこんなことが書かれています。
人間関係を長続きさせるには、お互いに与え合う関係を築くべきだと思います。相田みつをさんの『にんげんだもの』の中に私の大好きな詩があります。
“うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる うばい合えば憎しみ わけ合えば安らぎ…”
私はこの詩のなかに、「与え合うこと」の大切さを感じます。相手を思いやり、わけ合う。一方的に尽くすのではなくて、「与えて、与えられる関係」になったときに、本当に信頼できる人間関係が築かれるのです。
相手が喜ぶことを「為し合う」ことによって、人は本当の「幸せ」を感じる。…(中略)…
「幸せ」の語源は「為し合わせ」だと言われています。とても素敵な言葉だと思います。「人はひとりでは生きられない」、そのことがわかっていれば、自然と「為し合う(お互いにしてあげる)」ことができるのではないでしょうか。相手が喜ぶことを「為し合う」ことによって、人は本当の「幸せ」を感じることができるようになるのですね。
幸せの語源にはもう一つあります。中島みゆきさんの曲『糸』の歌詞の最後に出てきます。
♪縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に出会えることを 人は仕合わせと呼びます♪
そう、「仕合わせ(し合わせ)」です。この言葉は、室町時代に生まれたと一般的にはされています。仕合わせは、するという「し」に何かが合わさる「合わす」を組み合わせた言葉で、「めぐり合わせ」という意味で用いられてきたとのこと。
それは良いこと(良い運命)も悪いこと(良くない運命)も含めた「仕合わせ」。良いことが起きたら「仕合わせが良い」と表現され、悪いことが起きたら「仕合わせが悪い」と表現されていました。良いことのみを言う「幸せ」は江戸時代以降から使われているそうです。
そして面白いことに、英語の「happy」は、偶然におこる、発生する、運命、出来事という意味の「hap」や「happen」が起源とされているのです。なんだか不思議ですよね。
私の勝手な解釈でいくと、やはり「めぐり合わせや出会い」はかけがえがなく、奇跡である。そしてその出会いを大切にするということは、互いに与え合うこと。利他の心をもって為すこと。そんな心持ちでいること、それを感じられることが「幸せ」なのかもしれません。
子どもたちとの出会いもまた、私たちの「幸せ」です。