【11月1日】読書週間
- 公開日
- 2022/11/01
- 更新日
- 2022/11/01
Kのつぶやき
本日は3年生にとっては、進路決定をしていくための「学力診断テスト」が県内の多くの中学校で行われています。この結果を、上級学校進学を目指す子どもたちは、選択していくときの一つの指標にしていきます。ぜひ、これまで取り組んできたすべての力を発揮してほしいと思います。頑張れ!3年生!!
さて、話は変わりますが、10月27日〜11月9日は、日本出版協会、日本図書館協会、取次・書店の流通組織、その他報道・文化関連団体などが組織する読書推進運動協議会が設定している「読書週間」です。これはもともと1924年に日本図書館協会が行った11月17日から11月23日までの「図書週間」に始まり、1933年には「図書館週間」と続きます。戦後、読書週間実行委員会が組織され、1週間の「読書週間」を設け、読書推進運動協議会が設定する現在の2週間の「読書週間」へと続いてきました。
10月30日付け西日本新聞の『春秋』には、書店や本の現状について書かれていました(※一部抜粋)。
通勤中は本を開くことが多い。地下鉄やバスの乗客の圧倒的多数はスマホ派。本を手にした同志を見かけるとハイタッチしたい気分になる。
近年、右肩下がりだった紙の書籍の販売額は昨年15年ぶりに前年を上回った。ところが、全国の書店数はこの10年で3割減り、5千軒近くが消えてしまった。少子化に活字離れ、ネットの普及、売れ筋のコミックや雑誌はコンビニで買えるようになった。学校の図書室用や教科書販売で持ちこたえている書店も多いようだが、デジタル教科書が本格普及したらどうなるやら。…(後略)…
確かに、書店の数は一昔前から圧倒的に減っています。小さな書店の多くが店をたたまれました。大手の書店が一部、様々な工夫をしながら残っている状況なのかもしれません。世の中は多くのものが「アナログより便利なデジタル」の方向に向かっています。確かに、デジタル書籍が手軽に入手できる、置き場所をとらないなとのメリットがある一方で、「貸し借りができにくい」「様々なサイトで入手するとどこのサイトの本かわからなくなる」「サイトが終了すると残らない」などの課題もあるかもしれません。
私は紙の本には紙の本のよさがあると思っています。ですから私は、できるだけ本屋さんに行って、紙の本を買うようにしています。自分の中で、置く場所はとりますが、本はデジタルよりもアナログの方が好きだし、指でページをめくっていくほうが、「読んでる」という感覚があります。
しかし、アナログであれデジタルであれ読書をすることで、新たな知識や考え方などを知り自分の世界を広げていけることはもちろんですし、感性豊かな人間になることにもつながると思っています。
ぜひ、子どもたちもそして私たち大人も、こういう「読書週間」などの機会をとらえ、読書の時間をわずかでもつくっていくことが大切だと思います。ご家庭でもぜひ、話をしていただければ幸いです。