にんげん学
- 公開日
- 2022/11/26
- 更新日
- 2022/11/26
お知らせ
「にんげん学」は、教師の体験や思いを子ども達に伝えることにより、子ども達に勇気や希望を与えることを目的としています。そのことにより、子ども達が未来へ向けて志をもったり、頑張る原動力になることを目指し、月1回実施していきます。
今回は第5回目として、真子幸太郎先生が『最高の準備をすること』について話をしました。
前回、清掃について話をしました。次の日の掃除は静寂の中、掃除をする音だけが聞こえる、「無言清掃」だったと記憶しています。心を落ち着かせて、ひたむきに掃除に取り組んでくれて、とてもうれしかったです。
さて、最近の清掃はどうですか?おしゃべりなどの雑音が聞こえてきているのは気のせいでしょうか。人は慣れてくると、二つの行動をします。どんな行動だと思いますか?一つは、楽をすることです。慣れてきて、余裕ができた分、休んで何もしなくなります。これでは、人は成長することはありません。ただただ、作業の繰り返しです。そのうち、手を抜くことを覚えてしまいます。もう一つは、さらにできることがないか、向上心をもつことです。このような人は、どんどん成長していきます。御陵中が大切にしている「凡事徹底」とは、1つのことを突き詰めて極めていくこと。園田先生の話にもあったように、皆さんには、さらに突き詰めていってほしいです。
そのために、今日から取り組んでほしいことがあります。それは、「最高の準備をする」ということです。掃除の前、音楽がなります。みなさんはどうしていますか。まだおしゃべりをしている人もいると思います。チャイムが鳴って、慌てて目を閉じてなんとなくの黙想になっていませんか。これからは、音楽が鳴ったら話をやめ、静かに黙想の準備をしてください。ざわついた気持ちのままするのではなく、心を落ち着けて黙想をしてほしいのです。チャイムがなる瞬間を全員が気持ちを一つにする時間にしましょう。最高の準備は、最高の結果へとつながっていくと思いませんか。