【11月26日】ピッチ外のファインプレー
- 公開日
- 2022/11/26
- 更新日
- 2022/11/26
Kのつぶやき
今日は市民総ぐるみ防災訓練でした。これは、災害が発生したときなどに被害を最小限に抑えるため、生命・身体を守る適切な避難行動がとれるよう、大野城市内全ての公民館・コミュニティセンター・小中学校などで、同じ日・同じ時間に一斉に行う総合的な防災訓練となります。令和元年度から始まった取組です。
子どもたちは「いのちを守る三行動(姿勢を低く、頭・体を守る、ゆれがおさまるまで動かない)」を意識して訓練に臨みました。大野城市ではこの「いのちを守る三行動」と「逃げタオル(災害が起きて避難するときに、玄関やポストなど目立つところにタオルをかけ避難の完了を周囲に知らせる運動)」を覚えて、実践してほしいとアナウンスしています。
訓練後の子どもたちには、「訓練の重要性」、「自分の命は自分で守るという“自助”」、「安全が確認できたら、地域の担い手となって行動し共に助け合う“共助”」の意義等について話をしました。また、この機会に家族で「防災について」「家族の避難場所」「連絡の方法」「防災グッズ」などについて話し合い、確認してほしいと伝えました。ぜひ、各ご家庭での話題にしていただければと思います。
さて、昨日のひとりごとに関連することが、今朝の西日本新聞の『春秋』に載っていましたので紹介します。
歴史的な勝利の後、きれいに片付けられたロッカールームの写真が注目を集めた。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会でドイツに逆転勝ちした日本代表。国際サッカー連盟(FIFA)がツイッターで紹介した写真には、折り鶴11羽と「ありがとう」と書かれた手紙が残っていた。
前回ロシア大会でも日本代表はベルギーに惜敗後、きちんと掃除したロッカールームの写真で注目された。観客席でごみを拾うサポーターと合わせ、ピッチ外の美技に称賛が集まる。
代表メンバー、東福岡出身の長友佑都選手(36)は社会貢献にも熱心。新型コロナ禍の2020年、困窮するシングルマザーへの緊急支援を呼びかけた。自身の母親が一人で育ててくれた恩返しの意味もあった。5千万円を集め、約2万7千人に食べ物やサッカーボールを届けた。
長崎市出身の吉田麻也選手(34)はイングランドのプレミアリーグ時代、地元慈善団体への寄付を続けていた。海外生活で「日本人の評判を落としてはいけない」と心がけているとか。
日本代表の愛称は「サムライブルー」。侍は刀を持つからこそ謙虚さと責任を備える。それを体現する選手たちの姿がまぶしい。
アルゼンチンのメッシ選手、ポルトガルのロナウド選手ら、海外にも貧困や病気に苦しむ子どもたちを支援する選手は多い。熱戦が続くW杯、ピッチ外のファインプレーも含めて応援したい。
先日のドイツ戦で同点ゴールを決めた堂安律選手は、いつも自信満々の発言で“ビッグマウス”だとも言われています。しかし、ある番組のインタビューでは、
「自分より上手な選手は世界中にたくさんいます。それはわかっています。しかし、そういう発言をすることで自分を鼓舞し、モチベーションをあげて戦いに臨むんです」
と話していました。堂安選手の行きつけの飲食店の方は「堂安選手は、とても謙虚で努力家ですよ」と話されていました。
「今日一日練習しなかったことが、5年後、6年後に響くかもしれないと考えたら、僕はその方が怖い」という堂安選手。海外のチームへ行っても、全体練習が終わるといつも居残り練習をするくらいの努力家だそうです。
私たちは目の前のプレーだけを見て「一喜一憂」し、にわか解説者のようなことを言うこともあると思いますが、選手の皆さんは様々なバッシングにも耐え、粘り強く血のにじむような努力の上に、あの素晴らしいプレーがあるのです。そして、プレーだけでなく、ピッチ外での人を敬う気持ち、善意溢れる行動、日本という国を背負い強い責任感と使命感で日々過ごされていることを思うと、本当に頭が下がります。
何度も言いますが、成功や成長をするためには、いかに人間性が大切であるかと思います。先週のひとりごとで紹介した秋山木工創業者である秋山利輝さんの言葉を思い出します。
「天才とは努力の別名」
「人間性を上回る作品はできない」
どんな職業であれ、どんなスポーツであれ、とても大切で忘れてはいけないことだと思います。