学校日記

【11月28日】知らんけど…

公開日
2022/11/28
更新日
2022/11/28

Kのつぶやき

 昨日は、サッカー日本代表はたいへん悔しい負けとなってしまいました。ドイツ戦の「ドーハの歓喜(必然)」から一転して、残念な結果です。しかしながら、改めてこれが厳しい勝負の世界であるし、ワールドカップなのだろうと思います。どのチームも「国」を背負い、プライドをもって全力で戦っているのですから…。予選リーグは、いよいよ最終戦。どのチームにも予選突破の可能性が出てきました。凄まじい戦いになるであろうと思われます。日本チームの最高のパフォーマンスを期待して、また次の試合もしっかり応援したいと思います!

 さて、11月はじめに「新語・流行語大賞2022」の30候補が発表されていました。
「インティマシー・コーディネーター」「インボイス制度」「大谷ルール」「オーディオブック」「OBN(オールド・ボーイズ・ネットワーク)」「オミクロン株」「顔パンツ」「ガチ中華」「キーウ」「きつねダンス」「国葬儀」「こども家庭庁」「宗教2世」「知らんけど」「SPY×FAMILY」「スマホショルダー」「青春って、すごく密なので」「#ちむどんどん反省会」「丁寧な説明」「てまえどり」「ヌン活」「BIGBOSS」「村神様」「メタバース」「ヤー!パワー!」「ヤクルト1000」「リスキリング」「ルッキズム」「令和の怪物」「悪い円安」
 皆さんは、いくつ知っていますか?私は知らないものがたくさんありました…。ちなみに、12月1日に大賞が発表されるそうです。今朝の西日本新聞の『春秋』にこのことに関連することが載っていました。

 今年も「新語・流行語大賞」の候補30語が発表された。これは知っている、聞いたことがないなと、並んだ言葉にひとりごちた(ひとりごとを言った)人も多いだろう。村神様、BIGBOSSなど野球関連が六つも入ったが他のスポーツはゼロ。「(大迫)半端ないって」がはやった4年前のように、熱戦が続くサッカーワールドカップ(W杯)から新たな流行語が生まれるか。
 今回の候補の一つが「知らんけど」。会話の最後に付けて、断定を避けながら責任も回避する言い方だ。筆者はわりと聞き慣れていたので「今ごろ?」と感じたが、関西で使われ始めた言葉が最近になって東京にも広がったらしい。この言葉の効果を、かつて「負け犬」を大流行させたエッセイスト酒井順子さんが近著「うまれることば、しぬことば」に書いている。知識のひけらかしや人生の助言、あるいはうわさ話、何を話しても最後に「よう知らんけど」と添えれば、偉そうで自慢げな雰囲気やねたみそねみ(嫉み嫉み:他人をうらやましく思い、その分だけ憎らしいと思う感情)の「臭み」を消してくれるのだと。「あくまで個人的な意見ですが」と付けるのは「知らんけど」の関東バージョンで、公の場で誰もが使える臭み消しの言葉、とも指摘する。たしかに会議で耳にすることが増えた。たまに自分でも使ってしまう。清潔で無臭、漂白化が半端なく進む世の中。「知らんけど」は言葉の端に漂うにおいをとりあえず除去してくれる、ありがたい消臭剤なのだろう。

 私は、いつの頃からか、日常会話の中で「知らんけど」を無意識に使っていました。この言葉がテレビやマスコミで取り上げられるようになって、あるとき「あっ、自分も使ってる…」と思いました。コラムにあるように、絶対的に正しいと確信できる情報じゃないことや自分自身の感想を交えたような言葉を発したあとに、「知らんけど…」と言っていた自分に気づき、自分で笑ってしまいました。関西方面で使われていたということも知らなかったし、誰かに影響受けたとも自分では意識がなかったことなのですが、どこでどうなってこの言葉を使うようになったかは定かではありません。
 言葉というものは、時に、人を元気にしたり勇気づけたり、逆に傷つけたり落ち込ませたりするなどどちらにもなり得るものです。できる限り、人が喜んでくれたり、笑ってくれたり、元気がでるような言葉かけをしたいと私は思っています。
 そんな中、「知らんけど」は人を傷つける言葉でないと思っていますが、何となく自分でできるだけ使わないようにしてしゃべろうと思いながら、気づいたらまた「知らんけど…」を使ってしまっている私がいます(^_^;) 癖っておそろしいですね…。