【12月6日】夢をはせ、ときめいて…
- 公開日
- 2022/12/06
- 更新日
- 2022/12/06
Kのつぶやき
サッカー日本代表のクロアチア戦は、延長30分を含む120分の激闘で決着がつかずPK戦の末、ベスト16での敗退となりました。とても残念で悔しかったのですが、日本代表選手の勇敢な戦いぶり、最後まで決して諦めない姿に本当に感動しましたし、心から敬意を表したいと思います。選手たちが「国民の皆様に勝利を届けられなくて申し訳ない…」と涙ながらに語る姿に心が痛くなりました。しかし、日本中が選手たちのプレーに感動し、諦めない気持ち、夢を持ち努力し続けることの大切さや仲間を大切にする心など、私たちにたくさんのことを教えてくれました。日本代表の皆さんにはぜひ、胸を張って帰ってきてほしいと私は思います。
試合後、日本チームのキャプテン・DFとしてフル出場した吉田麻也選手とインタビュアーのやりとりです。
◆主将として、とてつもなく大きいものをずっと背負ってきたと思います。この4年間はどうでしたか?
「毎日、毎日この壁を破るために、4年間いろんなものを取り入れて、チャレンジしてやってきたつもりなんですけど、結果が最後出なくて、悔しいですね」
◆ドイツ、スペインを破り、日本のサッカーは変わってきていると思いますが…?
「多くの子供たちがこの試合を見て、サッカーに夢をはせて、ときめいて、また、サッカー選手になりたいと思う子たちが増えて、その子たちがいずれW杯に出て、この壁を破ってくれることを期待しています。自分も、日本の成長の一端を担えたのならうれしいです。これからもそれは続いていくと思うので、どんな形であれ、貢献していきたいと思います」
目に涙をため、悔しさをにじませながらも真摯な態度でインタビューに応じ、未来の子どもたちへのメッセージを伝える吉田選手の姿は本当に素晴らしいと思います。
吉田選手をはじめすべての選手たちのこれまでの努力、葛藤、挫折、ケガとの戦い…様々なことを乗り越えてのあの舞台です。優勝国を2つも破り、世界を驚かせ、日本に元気と勇気を与えたサムライブルーの戦士たちに、心からの拍手を送ります。
今朝の読売新聞オンラインに次の記事が載っていました。
FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝トーナメント1回戦で、日本代表とクロアチア代表が5日(日本時間6日)に対戦したアルジャヌーブ・スタジアムでは、日本代表がPK戦の末に敗れた試合後も、日本サポーターがいつも通り、スタンドでのごみ拾いを行った。試合を翌日に控えた4日に読売新聞などのインタビューに応じた大会組織委員会の広報部門責任者のファトマ・アルヌアイミ氏は「(ごみ拾いの活動により)日本は世界へ範を示した」と称賛した。
来日経験があり、「日本人にとっては一般的な活動であることは知っていた」というアルヌアイミ氏は実際にW杯のスタジアムでその様子を目にし、「開幕当初は(他国のファンは)みんな驚いていたし、何をやっているのだろうかと見ていた。私も同じように感じていた」と告白。「試合後、観客は出口へ急ぐものなのに、日本人はそうではなかった。だから多くの人から賛辞を浴びた」と述べた。
さらに、「これは、ファンが行った特筆すべき事例」としたうえで、「他国のサポーターも影響を受けている」と言及。「これこそがワールドカップの美しさ。異なる文化や背景を持つ人たちが世界中から集まり、それぞれの文化や価値観が反映されていることを知る。日本は本当に素晴らしい模範となった」と日本人サポーターへ敬意を表した。
全力で応援し、悔しくてたまらないであろうときにも、ごみ拾いをいつも通り行い、世界の模範となる日本人の方々にも心から敬意を表します。同じ日本人として本当に誇らしく感じます。
今日は、寝不足の人たちもたくさんいらっしゃるとは思いますが、私たちが日本代表チームからいただいた勇気と感動に恩返しする意味でも、それぞれが活躍しなければいけない場所で、しっかりと頑張り続けていきたいと思います。
日本代表チームの皆さん、勇気と感動をありがとうございました!そして、本当に本当にお疲れ様でした!