【1月13日】4月、待ってます!
- 公開日
- 2023/01/13
- 更新日
- 2023/01/13
Kのつぶやき
本日、「新入生入学説明会」を行いました。6年生の皆さんは、少し緊張しながらも、キラキラと輝く瞳で来てくれました。説明会では、生徒会長の永尾九護さんの立派な挨拶で始まり、生徒会総務の子どもたちがスクリーンを使って、御陵中学校のことをわかりやすく説明してくれました。そのあとの私の話や学校からの説明も含めて、6年生の子どもたちの聴く態度がとてもよく、感心させられました。うなづきながら聴いてくれる子、聴いてくださる保護者の方もいらっしゃって、話している私は嬉しい気持ちになりました。4月の入学式が楽しみになりました。
残念ながら、採寸のあとの部活動見学は雨のために中止となりましたが、小学校と調整をして見学の機会をとれればと思っています。今日、来校してくれた小学6年生の皆さん、保護者の皆様、引率してくださった小学校の先生方、本当にありがとうございましたm(_ _)m
さて、松下幸之助さんの言葉に「雨にぬれて初めて傘の必要性を知る」という言葉があります。そのことについて、小宮一慶さんは著書『松下幸之助パワーワード』に、次のように書かれています。
幸之助さんは、どんな成功者に対しても「自分を反省しなさい」と繰り返し説かれました。生前は毎日毎晩、「自分は今日も素直だったか、感謝しているか」と、反省を繰り返しておられたといいます。あれほどの成功者でも、日々の反省を欠かさなかったのです。日々、反省をされたから成功されたとも言えます。自分をしっかりと省みれば、足りないところや過ちが分かります。うまくいったときには運がいいと思い、うまくいかないときは自分のどこが足りないかを考えなさいということですね。
うまくいかないときはもちろん、うまくいったときでも反省できるかどうかが大事です。反省した上で、自分の考え方や行動をよりよいほうに変えて、日々実行していく。何事も実際にやってもないと分からないことはたくさんあります。
やるやると言って、やらないのが一番よくない。やってみて結果を自分でつかみとらないことには、何かを「始めた」ことにもなりませんし、次のステージへ行くこともできません。そして反省です。「雨にぬれて初めて傘の必要性を知る」というのは、何事もやってみる、そして反省するということの重要性を説いた言葉です。人は雨に濡れないと、傘の必要性がわからない。ずぶ濡れになることで、傘をさして雨を避けたほうがよかったと思う。そして、二度と濡れないように傘を準備し、雨が降ると自然に傘をさすようになるのです。雨が降ると傘をさす。それが自然の営みとなる。
実際に体験を積み、環境の変化に対応して、私たちは生きていかねばならないということですね。雨が降ったら傘をさす。そういうことを、自然に、当たり前にできればいいのです。反省によって、環境の変化に自然に対応できる人になりたいものですね。
今日、新入生説明会の話の中で、「無限の可能性があること」や「自律貢献」について、そして、失敗していいから前向きなチャレンジをしてどんどんしてほしい、様々な困難がある中で「レジリエンス(回復力・復元力・弾力性)」を身に付けてほしいと言いました。
小宮さんの言葉にあるように、「やってみないとわからないこと」があるし、やってみたその結果から学ぶことこそ大切なのだと思います。人生、自分に都合のいいことばかりは起きなません。むしろ、様々な困難や課題が次から次におとづれます。それらのことに対応しながら生きていかなければなりません。目の前に起きる様々なことを真摯に受け止め、振り返り、そのことをいかして次への準備にしっかりと取り組んでいかなければと思います。それが「成長」であり、「成功」へと繋がっていきます。
希望に満ちあふれた新入生が、あと2ヶ月半ほどで入学してきます。在校生とともに、チャレンジし続ける御陵中、学び続ける御陵中でありたいと思います。