学校日記

【1月31日】信念

公開日
2023/01/31
更新日
2023/01/31

Kのつぶやき

 ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のリーダーでギタリストの鮎川誠さん(74歳)が亡くなったというニュースが流れていました。鮎川誠さんはいつも、「筑後弁(ちっごべん)」話され、私の出身高校の大先輩ということもあって、勝手に大スターを身近に感じたりしていました。日刊スポーツの記事には次のように載っていました。

 昨年5月にがんが発覚し、余命5カ月程という宣告を受けたが、本人の強い思いで公表しなかったという。2月4日に東京・代沢の森巌寺(しんがんじ)開山堂で「ロック葬」を執り行う。喪主は長女でモデルの陽子さん(46歳)。
 鮎川さんは「自分が死ぬまでの間に、1本でも多くシーナ&ロケッツのライブをやりたい」と、全身全霊で最後まで現役を貫いた。所属事務所によると、昨年5月に膵臓がんが発覚し、医者から余命5カ月程の宣告を受けたというが「みんなに心配をかけたくないという強い希望から一切病気を公表せず、ライブの合間に治療を続けながら全国ツアーを続行しました」。昨年は45周年記念ライブ、47都道府県ツアーなどを行い、ここ数年で最多のライブを行っていた。生前最後の仕事となった、昨年12月19日の京都市内で行われたライブでも10曲を演奏。「昨年末激しい腹痛により一時入院となるも、この1カ月間は医師の治療の下、ライブ復帰を目指して自宅で懸命に家族と回復に努めておりました」。さらに「亡くなる直前まで次に出すアルバムの選曲を考えたり音楽制作に没頭しておりました。最期の瞬間までロックに身をささげた生涯でした」。最期は都内の自宅で、3人の愛娘にみとられたという。

 「余命5ヶ月と宣告」されたときに、自分はどんな気持ちになるのだろうか、と想像しました。そしてその中で、ファンに希望を与え続けライブ活動を続けた鮎川誠さん、激痛と闘いながら亡くなる直前まで音楽制作に没頭する鮎川誠さんの生き方に深い感銘と尊敬の念をいだきました。立場は違っても、このような尊い生き方ができるのか…もちろん、「正解」が何かはわかりません。しかしながら、一つのことをやり続けることの素晴らしさ、信念や志をもって全身全霊、物事に取り組むことの尊さを教えてくれているのではないかと思います。
 鮎川誠さんは、出身高校近くにある久留米では有名な店に、卒業後も通われていたことが、西日本新聞にも載っていました。久しぶりにその店の名前を聞き、私自身も懐かしくなりました。今度久しぶりに、鮎川誠さんへの追悼の気持ちを持ちつつ、その店へ食べに行こうと思った私でした。
 鮎川誠さんのご冥福を、心よりお祈りいたしますm(_ _)m