学校日記

【3月6日】挑戦

公開日
2023/03/06
更新日
2023/03/06

Kのつぶやき

 先週金曜日、車イステニス男子の第一人者、すべての四大大会とパラリンピックで優勝する「生涯ゴールデンスラム」を達成した国枝慎吾さんに国民栄誉賞が贈られることが報道されていました。
 国枝さんは、小学校6年生で車イステニスを始めたのですが、その中で、「車イスでテニスをやって偉いですね」と言われ、いつもこう思っていたそうです。
 「目が悪ければめがねをかける。僕は脚が悪いから車イスでスポーツをする。特別な事ではない」。
 そんな国枝さんは、車イステニスをスポーツとして認めさせたい努力を積み重ね実力をつけ、2009年にプロに転向。
 「成功すれば障害者スポーツに携わるひとたちに夢を与えられる」と、当時強い決意を口にされていたそうです。そして、努力に努力を重ね、数々の大会で優勝し、生涯ゴールデンスラム達成と世界ランキング1位での引退となりました。
 受賞することになった国枝さんのコメントは、今まで自分を支えてくれた多くの人への感謝の言葉でいっぱいでした。そしてこれからもスポーツ界や社会に貢献出来るように活動していきたいという意欲が述べられていました。
 その言葉の中にも、国枝さんの素晴らしい人間性が表れていると思います。やはり、一流の人は皆、人間性が素晴らしい。その素晴らしい人間性と努力によって、超一流になられるのだと改めて思いました。
 最後に国枝さんの言葉をいくつか紹介します。

◆世界を目指す人たちは誰もが負けず嫌いですが、その中でも負けず嫌いじゃないと勝てないんですよ
◆車イスになったからと落ち込んだり、自分の将来を悲観することはなかったです
◆やはり毎日の練習は自分を支えてくれる糧ですね。あれだけ頑張って練習してきたじゃないか!絶対に勝つ
◆壁にぶち当たったり、一進一退を繰り返したときも『絶対に乗り越えられる!』と自分を信じれば、いい方向にいけると思うんです。
◆いつも負けを覚悟していますよ。そうしないと、練習にも身が入らないし、もっと伸ばそうと思えないですから
◆(好きな言葉「挑戦」について)これに尽きます。常にチャレンジを意識し、決断、行動してきたし、これからもしていく

 国枝さんは、人として大切な謙虚さや素直さ、凄まじい練習や努力に裏付けされた自信、そして失敗を怒れず常に前向きにずチャレンジし続けること素晴らしさを教えてくれています。