【3月10日】色鮮やかに輝いているよ!
- 公開日
- 2023/03/10
- 更新日
- 2023/03/10
つぶやき
感動的でした。本当に最高の卒業式でした。来賓の方々も涙され、
「最高の卒業式でしたよ!」
「感動しました!」
「いや〜もう途中からずっと泣いてたよ〜」
「立派な卒業式でした…」
口々にそう言われて、帰られるご来賓の方々。私はそれがまた、嬉しくてたまりませんでした。卒業生の子どもたちの立派な「はい!」の返事、凜とした態度、話を聴くときの姿勢や表情、心に染みる式歌「決意」、在校生の心のこもった拍手や態度、現生徒会長の永尾久護さんの先輩達への敬意の詰まった「送辞」、そして何と言っても高村蒼さんの感動的な「答辞」…。
後半部分を紹介します。
大切な思い出は数え切れないほどたくさんあり、その一つ一つが宝物のように、今、私たちの胸の中で静かに、けれど確かに息づいています。そして、今日、この卒業式の思い出が、私たちの中学校の生活最後の思い出となります。思えば、私たちの三年間は、誰からも愛される一つの色となるための道のりの中で、きれいな宝石のような出来事を探して歩く日々だったのです。そう、まるで宝探しのように。けれど、それも今日で最後です。今日こうやって無事に卒業を迎えることができたのは、たくさんの方たちの支えがあってこそです。
毎日お世話になった先生方。共に笑い、泣き、時には叱ってくださった先生方。この三年間で先生方は私たちに、人として大切にしなければならないことを教えてくださいました。いつもいつも、私たちは先生方に支えられてきたのです。本当にありがとうございました。
在校生のみなさん。私たちは、みなさんにとって良い先輩であったでしょうか。皆さんにとって目標となる姿を見せられたでしょうか.少しでも皆さんのこれからに役立つようなかけらが残せたのであれば、嬉しいことです。本当にありがとうございました。これからは皆さんが御陵中学校を引っ張る存在となります。どうか頑張って、そして悔いのない三年間にしてください。
そして、いつもそばにいてくれた家族。普段は恥ずかしくて言えないけれど、いつも見守ってくれて本当にありがとう。これからも、なんだかんだと心配をかけそうな私たちですが、よろしくお願いします。
最後に三年生の皆さん、苦しいとき、悲しいとき、楽しいとき、いつもみんなと様々な感情を分かち合えた三年間は、最高の日々でした。私はこの日々を絶対に忘れません。これからもみんなは大切な友だちです、
名残は尽きませんが、そろそろ別れの時間です。私たちは、今色鮮やかに輝いているでしょうか。みんなで、一つの色を作り出せているでしょうか。その答えを出すのはひょっとしたら今ではないのかもしれません。これからも、それぞれの場所で、自分らしく様々なことに挑戦し、悩んだり苦しんだりしながら、それでも前に進んでいく。そんな私たちの未来の中に、誰からも愛される一つの色があるかもしれません。離れていても、私たちはこれからも一つの色を創っていくのです。みんな胸を張って未来へ進みましょう。私たちのこれからの姿こそが、この御陵中学校で過ごした三年間の答えとなるのです。
最後にみんな、本当にありがとう…
令和五年三月十日 卒業生代表 高村 蒼
高村さんが名前を言い終わった瞬間、会場からは自然と大きな拍手が起きました。答辞で拍手が起きることは珍しいのですが、それぐらい素晴らしい高村さんの言葉でした。答辞後半から涙しながらも、強く優しく訴える高村さんの言葉と姿に、ステージ上で涙が止まらなくなっている私がいました。
そんな高村さん、昨夜たくさんの先生方にお礼の手紙を書いてきていたようで、式が始まる前、私にまで手紙をくれました。その中に「校長先生は私にとって心の支えでした…」と書かれていました。…いえいえ、高村さんの常に前向きでひたむきな頑張る姿によって、私が勇気や笑顔をもらい、支えてもらいました。
高村さんをはじめ本当に素敵な子どもたち。こんなにも素晴らしい子どもたちと出会えたことに心から感謝します。卒業生の皆さんの輝く未来を心から願っていますし、いつもまでも応援しています。
最後に3年生の保護者の皆様のこれまでのご協力とご支援に深く感謝いたします。ありがとうございました!