【3月13日】日本人として
- 公開日
- 2023/03/13
- 更新日
- 2023/03/16
つぶやき
一昨日は、東日本大震災から12年目の日でした。私は、14時46分の大野城市のサイレンとともに、学校で黙祷を捧げました。
警察庁と復興庁によると、東日本大震災による関連死も含めた死者は岩手、宮城、福島などで合わせて1万9689人、行方不明者の捜索にはこれまで70万人の警察官が投入されてきたが、今もなお2523人に上っているそうです。また、先月1日時点で、全国でおよそ3万1000人が避難生活を続けていて、この7割近くが福島県から県外への避難者だということです。福島県では去年、大熊町や双葉町などで一部の避難指示が解除されましたが、医療や買い物などの不安を理由に戻らない人が多くなっています。
FNNプライムオンラインには、次の記事が載っていました。
宮城・仙台市 父を亡くした男性「あれから12年、もう12年、いやまだ12年。いろいろ思う」。節目の日を迎えた被災地では、朝から多くの人が大切な人を思っていた。
岩手・陸前高田市 姉を亡くした女性「12年たった今でもやはり、当時のことを思い出します」。岩手・陸前高田市 祖父母を亡くした女の子「(おじいちゃん、おばあちゃんと)本当は一緒にいたかったけど、一緒にいられなかったから、大好きだよって伝えたいです」。福島・白河市 夫と娘2人を亡くした女性「(家族への思いは)変わらないです、これは本当に。悲しみが多い毎日」。震災が発生した午後2時46分には、各地で黙とうが捧げられた。
夜になり、仙台市では、「記憶の継承」をテーマにした追悼イベントが地元の高校生の主催で開かれた。記憶の風化が課題となる中、キャンドルに火がともされ、「未来へ」、「願い」という文字が浮かび上がった。岩手・陸前高田市では、およそ500個のLEDライトなどで「つむぐ」の文字が描かれた。福島第一原発事故で全町避難を強いられ、2022年夏、11年5カ月ぶりに居住が可能になった福島・双葉町でもイベントが開かれるなど、各地は追悼の一日となった。
12年経とうと、家族や知人等を亡くされた方、被災された方にとっては、過去の事ではなく、今も続いています。この時期、あのときの映像が流れたり、特別番組等で様々な方の言葉を聞いたりするとまた何とも言えない気持ちになります。私たちはこの震災のことを決して忘れてはいけないし、伝え続けなければと思います。
やはり、「命あることの素晴らしさ」、「生きている、生かされていることへの感謝」、そして「備えの大切さ」を決して忘れてはいけないのだと思います。
最後に、震災後にツイートされたものをいくつか紹介します。
◆(仙台の友の言葉)暗すぎて今までに見たことがないくらい星が綺麗だよ。仙台のみんな、上を向くんだ!
◆駅員さんに「昨日一生懸命電車を走らせてくれてありがとう」って言っている小さい子を見た。駅員さん泣いていた。俺は号泣していた。
◆知らない人もいるかもしれないから1つ。自衛隊員は特例を除いて、自分が被災者でも仕事を優先しなきゃならない。入隊時にそういう同意書がある。だから、自衛隊員を見かけたら、ありがとう、お疲れ様、頑張ってって声かけてあげて。彼らは家族の安否も知らないで私たちを助けてくれる。
◆停電するとそれを直す人がいて、断水するとそれを直す人がいて、原発で事故が起きると、それを直しに行く人がいる。勝手に復旧しているわけじゃない。俺らが室内でマダカナーとか言っている間、クソ寒い中死ぬ気で頑張ってくれている人がいる。
◆(凍るような寒さの中冷たい水をかきわけ、子どもたちを肩車したり、人々の手を引いて救助作業をされている自衛隊員や東電の方々の写真を見て…)この写真を見て思った。僕らのヒーローは変身も出来ないし、巨大ロボットにも乗っていない。だけど、東電の作業服や迷彩色の服を着て、戦ってくれている。ヒーローって何万人もいるんだよ。
◆道を歩いているときに、トイレのご利用どうぞ!と書いたスケッチブックを持って、自宅のお手洗いを開放していた女性がいた。日本って世界一温かい国だよね。あれみた時は感動して泣けてきた。
◆バイト先に若いお兄さんたちが軍団でお酒を買いに来たんだけど、その中の一人が「やべぇ、オレお酒のためにしかお金持ってきてないから募金できん。ちょっとこれ買うのやめるわ」って言って商品返して、そのお金全部募金してた。お友達も続々と募金しててすごい感動した。すごいよ。
◆子どもがお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱にお金を入れて、お菓子を棚に戻していきました。店員さんがその子どもの背中に向けてかけた、「ありがとうございます」という声が震えていました。
◆外国人から見た地震災害の反応。物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾いそして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでいるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。
日本人として、人として…忘れてはいけない心があるはずです。