本日で１学期が終わった。新任校長のＫは、挨拶の締めくくりとして、「今日こそは…」と頑張って話をしてみた。

K：　「１学期は自律するためにチャレンジしようと話してきましたが、何か一つでもチャレンジした人はいるかな？」「チャレンジした人は手を挙げてください。」
生徒：「シーン…」ちらほらと手は挙げてくれた。
K：　「それじゃぁ　チャレンジできなかった人は？」
生徒：「シーン…」こちらもちらほらと…
Kは心の中でつぶやいた。「どっちやねーん」>.<

　まあ仕方が無い。こちらの聞き方（話し方）の問題であろう。
　気を取り直して、Kは、今回一番大切な話をした。
K：「夏休みには事故などに巻き込まれないように気をつけてください。」
　ここでまたＫの暴走…。今までK自身が体験した命に関わる事件を話しだしたのだ。
　一つは、幼稚園の頃、姉と船の上で虫取り網の取り合いをしていて、Kが引っ張った瞬間に姉が手を離したため、真っ逆さまに海に落ちた事件。
　次に中２のときに海でボディサーフィンもどきをしていて両足がつって溺れかけた事件。
　この2回とも危機一髪で助けられたので今現在のＫがここにいる。だから君たちも気をつけような！
　頑張って体験談を話したが、笑顔で聞いてくれている生徒もいれば、寝ている生徒も…。(T-T)
　まだまだ、校長として、修行が必要である…。　今日も反省をするKであった。
　２学期の始業式には何を話せばみんながしっかり話を聞いてくれるのか、夏休み中に部活動生を対象に調査してみようとたくらんでいるKであった。