「ここからお前はどうするか」
いつもと違うゴールデンウィークが終わりました。学校では、分散登校を
含め、再開の準備をしているところです。
　さて、サッカー界の“キングカズ”こと三浦知良選手の話を紹介します。
皆さんご存知のように、Ｊリーグ創設当初からスーパースターとして活躍し
全日本でもエースでした。1993年のドーハの悲劇でロスタイムに同点弾を
許し、悲願である日本ワールドカップの夢は潰えました。それから、４年後、カズは全日本に入ったものの、最終選考で全日本メンバーから外されました。その一方、日本は初めてのワールドカップに出場しました。
　これ程、栄光と挫折を味わった選手はいません。
　カズは、ここから本当に変わったと言います。
　サッカーの神様から「ここからお前はどうするか」と問われたのだと
振り返ります。そして、現役続行にこだわり続けました。今年５３歳に
なっても現役Ｊリーガーとして一回り以上若い選手と切磋琢磨しています。
　カズのモットーは、“どんな状況であっても全力を出し切る”こと。
　今、感染症対応で皆が苦しい状況にいます。
　「ここからお前はどうするか」
　わたしたち一人一人が試されているような気がします。