学校日記

校長発信「大好き!下大利小」 NO79

公開日
2020/08/05
更新日
2020/08/05

お知らせ

「再起をかけた闘い」

 昨日、リオ五輪の水泳400m個人メドレーで金メダルを獲得した競泳
萩野 公介選手のドキュメントがテレビで放映されました。
 日本のエースとして君臨してきた彼も、リオ五輪後、ひじの手術で泳ぎ
のバランスを崩して勝てなくなり、三ヶ月の休養を取りました。
 「勝つのが当たり前」のプレッシャーの中、「負けるわけにはいかない」
と自分自身に鎧をまとい、追い込み、もがき苦しむ姿がありました。
 対照的に、ずっとライバル関係にあった瀬戸 大也選手は、昨年の世界
選手権で200mと400mの個人メドレーで優勝し、東京オリンピック
内定を手にしました。立場は、すっかり逆転していました。
 その裏では、ブランクを取り戻そうとあらゆる大会にエントリーし、時
には、たった一人でレースに出ることもあった萩野選手。
 そのような中、衝撃的なことが起こります。コロナウイルス感染症の
影響で、東京オリンピックが1年延期になるというニュース。
 絶好調だった瀬戸選手、「今は、目標を見失い、自分が何をめざしている
のか分からない」という苦しい今の心境を別の報道で語っていました。
 水泳の神様は、瀬戸選手と萩野選手にこう語りかけているようです。
 「もう少し時間をやるから、二人でさらなる高みをめざせ!」と。
 現実を受け入れ、すっきりした表情で再起を誓う萩野選手の姿が印象的
でした。結果はどうあれ、人として成長していく二人の姿を応援していき
たいと思います。