校長発信「大好き!下大利小」 NO84
- 公開日
- 2020/08/21
- 更新日
- 2020/08/21
お知らせ
「平常心と謙虚さ」
将棋の高校生棋士である藤井聡太棋聖が、20日王位戦に勝利し、史上
最年少で将棋のタイトル二冠と八段の昇段を果たしました。決めたのは、
福岡市中央区の大濠公園能楽堂でした。
彼の将棋に対するすごさはもちろんですが、人として学ぶべきところも
たくさんあります。特に、挙げたい点が2つがあります。
1つは、平常心を保つこと。大一番の勝負でも、いつも通り淡々と立ち
居振る舞いをしています。至って冷静です。
2つは、謙虚であること。勝ち続けても決しておごらず、相手にも敬意を
示しています。そのような人柄が人気を呼ぶのでしょう。
また、彼は、間接的にも社会貢献をしています。
それは、対局のときに着用したマスクに問い合わせが相次いでいること
からも分かります。このマスクは、福井県の織物会社が作ったものです。
コロナ禍で全国の花火大会も中止となり、浴衣帯がほとんど売れない状況
でした。「テレビ画面で見た独自のデザイン、市松模様が当社の製品と思わ
れる」とHP上で紹介したところ、注文が殺到するようになったそうです。
まさに救世主です。このように誰かに影響を与えることができるような
器になりたいし、そういう子どもたちを育てたいと思うのでした。