学校日記

校長発信「大好き!下大利小」 NO142

公開日
2020/11/17
更新日
2020/11/17

お知らせ

「戦後75周年」

 下大利団地シニアクラブの方で、毎回、被爆体験を話してくださる方が
おられます。この方は、子どもたちの登下校の見守りもしてくれます。
 12月の修学旅行前に6年生の子どもたちに戦時中の様子を直接語って
くださいました。広島で被爆された当時は10歳の小学生。爆心地から
4.5キロメートルしか自宅は離れていませんでしたが、山のふもとで、
山がついたて代わりになったそうです。
 原爆落下の10日前には、アメリカの爆撃機3機が自宅近くに墜落し、
鉢巻きに長押の槍を持った祖父から「ついて来い。」と言われ、捕虜を確保
するために現場に向かったと言います。今では考えられません。
 被爆者の方も年々高齢になられ、直接体験を聞く機会が少なくなってい
ます。その方は、小学生に少しでも命や平和の大切さを考えてほしいと
おだやかな語り口ですが、とても重みのある言葉で話していただきまし
た。子どもたちは、長崎の地で、ささやかではありますが、原爆落下中心
地で平和集会を開きます。
 戦後75周年に寄せて、思いを馳せたいと思います。