校長発信「大好き!下大利小」 NO195
- 公開日
- 2021/02/19
- 更新日
- 2021/02/19
お知らせ
「過程を評価」
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長が橋本聖子氏に
決定しました。世界に向けて、日本の底力を発信してほしいものです。
さて、スポーツ番組で「今こそパラリンピックの魅力を伝えられる」と
パラアスリートが話をしていたのが印象的でした。コロナ禍の現在、今ま
で通りとはいかない状況ですが、パラアスリートたちは、今以上に病気や
事故等で様々なハンディを背負い、それを乗り越えて今があるため、不屈
の精神をもっています。
パラスイマーは、オリンピックとの違いを次のように話しました。
「オリンピックは、メダルを取ることが重視されるが、パラリンピックは
過程そのものが重視される。」と。
例えば、「練習場のプールに行くだけでも、障害種によっては、いろいろ
な苦労がある。0からのスタートではなく、マイナスからのスタートで、
その過程も含めてパラリンピックを見てほしい。」と。
過程を評価することは、教育界でも大切です。社会人になれば「結果が
すべて」の世界に身を置くことも多くなりますが、だからこそ、見えない
部分の努力や過程をしっかり看とる必要があります。そして、頑張った
ことを認め、励ます姿勢こそ、次へのやる気へとつながります。その積み
重ねが結果としても現れると考えます。
パラリンピックが延期になっても、「まだまだ上達できる。」と前を向く
心持ちに勇気をもらうとともに、パラリンピックも応援していきたいと
いう気持ちが一層高まりました。