【校長だより】外国語活動・外国語科の学習が始まりました!
- 公開日
- 2021/04/30
- 更新日
- 2021/04/30
学習活動
今年度から新しく来られたALTのエイドリアン先生との学習が、今日から本格的にスタートしました。
今日は私が、3年生〜6年生の学級の外国語の授業に、時間の長短はありましたが、入らせていただきました。私が元々、外国語教育を特徴教科としていることから、1年間の外国語学習に対する心構えについて始めに話をしたかったからです。
子どもたちの中には、「自分は英語を話すのが苦手だ」「上手に話せないから恥ずかしい」などと考えている子が、思いのほか多くいます。
しかし、母国語である日本語でさえ、普通に会話ができるようになるまで生まれてから5年ほどかかるのです。四六時中、日本語に囲まれた生活をしていてもそうなのに、外国語学習を始めたばかりの子どもたちが、週に1〜2コマの学習でいきなりペラペラ話せるわけがありません。
それなのに、「恥ずかしい」「下手だから」などと、小さな声でボソボソ言ったり、できるだけ発話しないようにしたりしていては、上手になるわけがありません。
2〜3歳の子が、「間違った」日本語を堂々と口にしながら上手になっていくように、子どもたちにも「間違えてもいいからどんどん声に出してほしい」と伝えています。
人と人とが互いの思いを伝え合い、心をつないでいく道具が「言葉」です。そして言葉は、どれだけ「勉強したか」よりも、どれだけ「使ったか」で身に付いていくものだと思います。(もちろん勉強が不必要だと言っているわけではありません。)
そんな私の思いを伝えて、今年の外国語学習に入っています。その思いを受け止め、いつもよりも積極的に活動することができた子もいたようです。
(学習中の様子を写真でお伝えしたかったのですが、私が授業をしていたため撮影しそびれました。またの機会に…。)