学校日記

【校長だより】1年国語科「うみのかくれんぼ」の学習より

公開日
2021/09/22
更新日
2021/09/22

学習活動

 1年生は国語科で、「うみのかくれんぼ」という説明文教材の学習を進めているところです。
 この教材は、3種類の海の生きものが自分の身を守るために上手に身を隠していることについて、読み手に伝えています。「なにが、どのようにかくれているでしょう。」という問いに対して、「何が」「どこに」「どのように」隠れているのかという答えの部分が同じ文型で書かれているため、分かりやすい文章構成となっています。
 この教材を通して子どもたちは、「文章中の重要な語や文を選び出す」「主語と述語の関係に気づく」といった学習をしていきます。

 今日は、3つの生き物のうち、初めに出てくる「はまぐり」について学習が行われていました。「はまぐり」を見たことがないという子どもたちは、教科書の写真を手がかりに読みを進めていました。「つよくて大きいあしをもっています。」と書かれたはまぐりの特徴について、「海で一番大きい貝という意味かな。」「(写真を見ると)カタツムリのあしみたい。」「人間の足とはちがうなあ。」などと思い思いにつぶやきます。それを担任が上手に取り上げつつ、「つよくて大きいのは、はまぐりの体全体のこと?あしのこと?」と問いかけながら本文をくり返し読ませ、「つよくて大きいのはあしのことだ。」と導いていました。

 若者の活字離れが叫ばれて久しい昨今、読書に親しませる取組を進めていくと同時に、国語科の学習を通して、「読む」力を丁寧に積み上げていきたいものです。