【校長だより】3年 総合「心のバリアフリー」の学習より
- 公開日
- 2023/09/20
- 更新日
- 2023/09/20
学習活動
3年生は現在、総合的な学習の時間「心のバリアフリー」の学習を進めているところです。
先週金曜日15日に、大野城市社会福祉協議会様のご協力を得て、本市にお住まいの視覚障がい者の方、大野城市にある「福岡県障がい者就労支援ホーム あけぼの園」の方にご来校いただき、子どもたちとの交流が行われました。
子どもたちの学習はまだ始まったばかりで、障がいのある方についての予備知識はほとんどない状態でした。出会いの場面でも子どもたちがとても緊張していて、どう接したらよいのかとまどっている様子が伝わってきました。
それぞれ自己紹介をしていただいた後は、ちょっとしたアイスブレイクとしてクイズを行い、すぐに給食の時間となりました。今回の交流では、給食時間、昼休み、掃除時間を障がいのある方と過ごしました。障がいのある方がどのように食事をなさるのか興味津々の子どもたち。目の見えない方には「時計の針の方向を使ってお椀の位置などを教えてもらえると食べられますよ」などと教えていただいて、早速近くの席の子どもが教えていました。昼休みは、おしゃべりをしたり、折り紙やブラックボックス(箱の中に物を入れて手触りだけで何かを当てる)ゲームなどをしたりして一緒に楽しみました。掃除時間には、一緒にお掃除もしていただきました。
交流後には、「折り紙がとても上手で驚きました。」「障がいがあっても、できることがたくさんあるんだなと分かりました。」といった感想が出され、短い時間で学んだことがたくさんあったことが伝わってきました。
校長室まで見送りをした子どもたちからは、「楽しかった。」「あっという間でした。」という声も聞かれ、いつまでも別れを惜しんでいました。映像の中ではなく、オンラインでもなく、直接交流することで大きな気付きや学びを得られることを改めて実感した時間でした。
今回の交流をもとに、子どもたちは学習課題を立て、単元を進めていく予定です。