学校日記

創立20周年記念集会がありました。

公開日
2016/05/02
更新日
2016/05/02

お知らせ

先週の木曜日の2時間目、体育館で創立20周年記念集会を行いました。
集会ではまず校長先生がパワーポイントを使って、この20年間を説明されました。

子ども達は画面に映し出される開校当時と10周年の時の学校および周辺の航空写真を見て、まだ家が少なかったことや学校の敷地内の緑の少なさに驚いていました。
また、折れ線グラフで示された児童数の推移(最多時852人、現在531人)にも驚いていました。

その後、校長先生は
1.20年間ずっと頑張ってきたあいさつ
2.子ども達に本気で接してきた先生たち
3.おうちの方々、地域の方々が見守ってきてくださったこと
は月の浦小の「伝統」だとし、
「これからもこの伝統を受け継いでいきましょう!」
と結ばれると
「はい!!」
と子ども達からは大きな返事が返ってきました。

PTA会長の宗田さんからは
「月の浦小があるので、私たちは安心して月の浦小校区に住めるし、子どもを育てられます。月の浦小が子ども達にとって『ふるさと』となるように、これからも発展していってほしい。」
というありがたいお言葉を頂戴し、20周年記念品として写真のような立派なテントを7張、PTAから寄贈いただきました。
このテントはさっそく運動会で、子ども達を強い日差しから守るために使わせていただく予定です。

また来賓の方々を代表して、月の浦の竹村区長から祝辞を賜りました。
区長は高村光太郎の詩「道程」の中にある
「僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる」
という一文を紹介し、以下のようにおっしゃいました。

「この20年間は先輩たちの努力の積み重ねでした。伝統というのは今までやってきたことをやりながら、自分で考えた新しいことをやることです。あなた達はこれからの月の浦小の歴史をつくっていかないといけない。そのためにはどう過ごすかが大事です。私たち地域はこれからもあなた達を見守り、手伝っていきます。どうぞ後ろに道をつくってください。」

その後、児童代表の5年生、6年生が
「月の浦小の伝統はなわとび集会に代表される『異学年の仲のよさ』だと思います。」
「これからも『あ・そ・べ』で新しい伝統をつくっていきます!」
と力強く宣言してくれました。


今回、特に印象に残ったのは子ども達が来賓の方々のあいさつや言葉に「はい!」や「ありがとうございます!」といった反応を自発的に返していたことです。
この「反応(リアクション)力」は「仕事のための12の基礎力『キャリア』と『能力』の育て方(大久保幸夫著)」という本の中で基礎力の一番最初にあげられており、10代から20代のうちに身につけるべき、とされています。
今回反応できた子ども達は、この力がすでに身についてきており自立への一歩が踏み出せているんだな、と頼もしく感じました。
これからもこんな子ども達がどんどん増えるよう、私たち学校職員も頑張ります!

最後になりましたが、本集会に御参会くださいました来賓の皆様、保護者の皆様、本当にありがとうございました。