学校日記

まどかぴあ芸術教室で「柿山伏(狂言)」を鑑賞しました。

公開日
2016/12/19
更新日
2016/12/19

6年生

先週の金曜日、3,4時間目に体育館で6年生がまどかぴあ芸術教室「柿山伏(狂言)」を鑑賞しました。

初めは大蔵流の皆さんが狂言について、詳しく説明してくださいました。
例えば、狂言は室町時代発祥の伝統文化で、能と一緒に武士の教養として発展してきたものであることや、その99%は笑いがテーマであり、必ず登場人物の自己紹介から始まるといったことなどです。
また、本物の能舞台はヒノキでできており、その下には甕が置いてあって、足を踏み鳴らすと音が共鳴するようにできていたり、能舞台は宮大工さんしか作れないなど、本当に知らないことだらけでした。

実際に演じていただいた「柿山伏」は端的に言えば、柿を盗んだ山伏を柿畑の主人が懲らしめる、という内容でしたが、独特の台詞回し、カラスや猿、トビの鳴き声など、現代とは違ってとても楽しめました。
650年もの間、伝えてきた「型」が脈々と受け継がれていることにとても感動しました。

子ども達は鑑賞前後に「良い声は良い姿勢から」と正しい正座やお辞儀の仕方、発声法を習ったり、扇を落とさないように頭に乗せて、日本独特の歩き方である「摺り足」の体験をしたりしました。

普段の生活や学習ではなかなか触れられない伝統文化に直に触れることができ、とても貴重な体験となりました。

寒い中、子ども達のために演じてくださいました大蔵流の皆さん、お世話くださったまどかぴあの皆さん、本当にありがとうございました。