【9月16日】一生懸命の尊さ
- 公開日
- 2025/09/16
- 更新日
- 2025/09/16
校長のひとりごと
13日(土)は、博多の森陸上競技場での筑前地区新人陸上競技大会、14日(日)は大野城総合体育館での大野城市まどかリンピック開会式および綱引大会の応援に行かせていただきました。子どもたちの頑張る姿は、本当に気持ちよく、こちらまで笑顔になったり勇気をもらったりすることができます。
こんなこともありました。陸上競技大会でスタンドにいるとき、男子3000mに出場し競技を終えた2年生の柏木仁吾さんが私のところへかけより、『校長先生、応援ありがとうございました!』とわざわざお礼を言いに来てくれました。柏木さんは、3000mには初出場。顧問の兒島先生の話では、日ごろから真面目に練習に取り組みたいへん努力しているとのことでした。「また、次の目標に向けて頑張ってくださいね!」と声をかけると、輝いた瞳で『はい!これからまた努力をしてもっといい結果がでるよう頑張ります!』と力強く答えてくれました。本当に素晴らしい姿勢です! また、まどかリンピックの会場では、私を見つけると『あ!校長先生!』と笑顔で手を振ってくれる3年生の子どもたちに思わず私も笑顔になり、とても嬉しい気持ちになりました。大野東中の子どもたちの、なんと素晴らしいことか…こんなにも素敵な子どもたちに出会えて、本当にありがたいです。
さて、昨夜私は「世界バレー男子予選」の日本対カナダの試合、そのあと世界陸上をテレビで視聴しました。男子バレーでは、結果としてカナダにストレート負けし、あと1試合は残していますが、2敗し予選リーグ敗退が決定してしまいました。選手の皆さんは、たいへん悔しい思いでいっぱいだろうと思います。きっと、予選最後の1試合も頑張ってくれるでしょうし、この大会が終わっても、また新たな目標をもって、次の大会へ向けて努力されるのだろうと思います。私たちは、ただ応援するのみだと思います。これからにまた期待します。
世界陸上は昨日で3日目が終わりましたが、世界トップレベルの選手の全力のパフォーマンスに思わず見とれ感動します。想像を超えるスピードや高さ、粘り強さに驚かされてばかりです。もちろん、日本選手の頑張りに期待もするし、何とか入賞、あわよくばメダル!と期待し応援しています。
1日目には、男子35km競歩で平野中学校出身の勝木隼人選手が銅メダルを獲得しました。本人は「嬉しいという以上に、優勝を狙っていたので悔しい」とのコメントでした。その目標と志の高さに感動します。昨日の3000m障害にもメダルが期待された三浦龍司選手が、ゴール手前までの大接戦の中の走りを見せて8位入賞という結果でした。その走りと満員のスタンドからの割れんばかりの歓声に鳥肌がたちました。日々、凄まじいまでの練習に取り組み、結果を出し選考され出場した選手たち。それだけで素晴らしいことなのですが、やはり本人はもちろん周りは結果を…と期待する中での相当なプレッシャーがあるはずです。それぞれの選手の中にそれぞれのドラマがあり、挫折や大きな壁を乗り越えてあの大舞台に立っているのです。たとえメダルがとれなくても、入賞できなくても、その一生懸命な姿に私たちはたくさんの感動をいただいています。私たちからすれば、それだけで素晴らしいし、心から敬意を表したいと思います。まだまだ競技は続きますが、日本人選手の活躍を祈るとともに、すべての選手の健闘を祈ります。
世界陸上東京大会は、本校陸上部の子どもたちにとっては特に、いい意味での「刺激」になりますね!
(ひとりごと第1074号)