【9月24日】暦の上では…
- 公開日
- 2025/09/24
- 更新日
- 2025/09/24
校長のひとりごと
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今日から小・中・P(保護者)の合同挨拶運動です。本校生徒会の子どもたちが、大野東小、大野北小、大城小そして、本校校門に分かれての挨拶。あわせて、本校には保護者の方、さらに本日限定で「大野ジョー君、まどかちゃん」も来てくれての挨拶運動でした(写真)。ジョー君とまどかちゃんのおかげで、いつも以上に子どもたちは笑顔になったり、ハイタッチをして挨拶したりとほほえましい場面をたくさん見ることができました。保護者の皆様、ジョー君、まどかちゃん、本当にありがとうございました!これからも、学校だけでなく、地域全体で笑顔の挨拶が広がっていくといいなと思います。
さて、今日校門に立って挨拶をしていましたが、まだまだ陽がさすと汗ばむ陽気です。暦の上では「秋」なのですが、朝晩は涼しくなったものの昼間はまだ30度を超える「夏」のような天気となっています。来週くらいからは最高気温が30度を下回るような予報ではありますがどうなるか…といったところです。昨日の読売新聞のコラム『編集手帳』に次のようなことが書かれていました。
作家の武者小路実篤は、「浮世離れしている」といわれるほど人道や愛の世界を大事にした。空の天気にも、どこかくそまじめに問いかけるような詩を書いている。
〈天気よ お前は 晴天なのが本当か 雨のふるのが本当か 曇天が本当か 風が吹くのが本当か 吹かないのが本当か…〉(「どちらが本当か」)。
詩は〈私は知らないよ〉と、いささか唐突な一言で結ばれている。
気象が変わってしまった。地球の温暖化がアクセルを踏んだかに思える昨今だろう。朝晩は涼しくなってきたものの、真夏日の予報が出ている地域はまだ多い。どちらが本当か。気象庁が向こう3か月の天気の見通しを発表した。10月の天気は高く、11月にようやく落ち着く。ところが、12月は急坂を下るように寒くなるという。秋から冬の境目に、薄手の上着から、あわててコートやダウンを着込むことになるかもしれない。
秋の荒天にまだ注意がいる。静岡で竜巻が発生し、茨城でも車が横転するほどの風が吹いた。〈風もなき秋の彼岸の綿帽子 鬼貫〉と、江戸期の俳句にある。綿帽子も揺れないほど静かな秋が来ていたようだ。
今朝のニュースでは「スーパー台風」に発達した台風18号の影響で、台湾東部の花漣というところでは洪水が発生している衝撃的な映像が流れていました。2人が死亡、30人が行方不明になるなど大きな被害となっているようです。日本だけでなく、世界各地での異常気象、大雨、台風、竜巻、地震などによる自然災害が多発している状況です。災害等があるたびに言われていることですが、私たち人間は「防災」は難しくても「減災」していけるような「備え」をするしかないのだと思います。公的な備えや対応も大事ですが、私たち個人としても「ハザードマップの確認」「避難場所・経路の確認」「家族との連絡方法の確認」「家具の転倒防止やガラスの飛散防止などをはじめとする家庭での備え」「備蓄品の準備」の確認など、やっておくべきことがたくさんあると思います。いつ、どこで起きてもおかしくない災害…自分事として考えることが大事ですね。
それにしても…
私が大好きな秋らしい「秋」がどんどん短くなってきている、そのうちなくなってしまうのでは?…そんな心配をしています。
(ひとりごと第1079号)