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【9月25日】子どもたち、素晴らしい!!

公開日
2025/09/25
更新日
2025/09/25

校長のひとりごと

 昨日は学校運営協議会を行いました。学校の自己評価、及びこれまでの子どもたちの地域ボランティア活動の様子の報告をさせていただき、それについての質問や意見を委員の皆様にいただきました。今後の学校経営、運営にいかしていきたいと思います。

 その後、学校運営協議会委員以外の区長様にも来ていただき、地区別の代表生徒との意見交換会を行いました(写真)。「地域行事に中学生がもっと参加するには?」などのテーマで、様々な意見交換がなされていました。部活動や習い事などで忙しい中学生。その中で地域のために、地域の担い手として地域とどうかかわっていくかについて、区長様、小学校の校長先生方、PTA会長の西岡さん、地域コーディネーターの入江さん、主任児童委員の田中さんにも入っていただきました。

「もっと地域行事の宣伝をするべきだ」

「地域行事のポスターを作って掲示するといい」

「地域行事参加する意義ややりがいについてもっと発信する」

「ボランティア参加をポイント制で評価をしていく」

「ボランティアに参加して活動することは、自分の様々な能力を伸ばしていくためにも役立つということをみんなが理解していく」

「中学生が宣伝部長になって、宣伝していく」…

 たくさんの意見交換がなされました。区長様をはじめ委員の皆様から、様々なアドバイスやありがたいお話をたくさんしていただきました。

 せっかくの交流ができた子どもたちと地域の方々。この会をきっかけにさらに交流が深まり、単なる「参加」から、地域の担い手として「参画(さんかく:計画段階から行事や事業にかかわること)」ができるようになることが大事だと思います。


 私たちは、たくさんの人のおかげで生きています、生かされています。地域の中で、社会の中で、私たちが安心・安全に過ごせるように動いてくれる人、活動してくれている人たちがたくさんいらっしゃいます。そのことを決して忘れてはいけません。「感謝」の気持ちをもって、そのことを少しでも返していくことが大事です(返謝ともいいます)。「ありがとうございます」という言葉でのお返しもあれば、直接、何かの行動で示していくこともあります。「恩送り」という言葉もあります。誰かに受けた恩を、また別の誰かに送っていく。それが広がっていけばきっと、平和なあたたかな社会、世界となっていくのだと思います。


 会が終わり、委員の方々が帰られるときに、地域コーディネーターの入江さんがこうおっしゃいました。

『校長先生、生徒さん、やっぱり素晴らしいですね!誰かが発表するとき、みんなスッと体ごと向けて聞いてました。素晴らしいですね~』

「そうなんです。子どもたち、本当に素晴らしいんです!素敵なんです。今も、机と椅子ならべを自主的にしている子どもたちがいるでしょ?こういうところがまた素晴らしいんです。自然に手伝うことができる。自分ができることを見つけて、頑張ってくれる…。だから私は、いつも子どもたちから学ばせてもらっています」。


 私は会の最後に話をさせていただきました。

「皆さんは、地域の担い手です。地域から支えられ、期待されています。ぜひ、自分ができる小さなことでいいので、できることから始めるといいですよね。できるときにできることを!です。…私は、人間の究極の幸せはお金持ちになることや、単に自分のなりたい職業に就くことではないと思っています。人を笑顔にすること、人が喜んでくれること、人に頼りにされること。人を幸せにすること、人から『ありがたい』と感謝されることじゃないかと思っています。皆さんがこれからますます心身ともに成長し、そんな思いを感じてくれたらと思います。皆さんの今日の話し合う姿勢や意見、本当に素晴らしかったです。本当にありがとうございました!」

 子どもたちは、私のつたない話も前を向いて、きらきらと輝く瞳で、凛とした姿勢で聞いてくれました。いや~、大野東中の子どもたちは素晴らしい!最高です!


(ひとりごと第1080号)