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【3月9日】まもなく、旅立ちの日…

公開日
2026/03/09
更新日
2026/03/09

校長のひとりごと

 3月7日付、読売新聞のコラム『編集手帳』からです。


  年度末を迎えている。3月は別れの季節である。卒業生が旅立ち、企業は転勤、官公庁では退職が増える。今頃から引っ越しも多くなる。

 強い春風にビューンと吹かれていると、さみしくなったり、ふと不安が胸をよぎったりする人は少なくないだろう。高浜虚子の著名な俳句を思い出す。

〈春風や闘志いだきて丘に立つ〉

 虚子は俳都・松山に生まれ、正岡子規らと活動をともにした。子規の死後は小説を書いたが、体調を崩した。なんとか文学の道に残ろうと俳句へ戻る決意を固める。その頃発表したのが「春風や」の句である。

 なにはともあれ、この作品は虚子の思いから離れて親しまれている。闘志は鑑賞する人それぞれだろう。定年退職なら、第二の人生へふつふつとわき上がる思い。大学生など学生であれば、社会に出ていく間際の夢や希望か。今週の初めは高校の卒業式のピークだったようである。通りかかった高校の前で、卒業生の女子生徒たちを同じ運動部のジャージー姿の後輩らが見送るところに出くわした。送り出す生徒も、送り出される先輩も、みんなで一緒に立つ丘があればいいと思った。


 いよいよ今週は3年生の修了式、そして第55回卒業式となります。3年間中学校生活そして、15年間の集大成となります。3年生の子どもたちとは、私は一緒に大野東中に入学(赴任)し、保護者の皆さま、学年の先生方とともにその成長を見させていただきました。たくさんの笑顔、思いやりある行動、一生懸命に頑張る姿…その中で本当に成長してきました。そんな3年生が旅立ちの日を迎えることは、嬉しい気持ちとともに少しさみしさも感じています。それでも、子どもたち、先生方、そして出席していただく保護者の皆さま、来賓の皆さまとともに最高の卒業式にしていきたいと思います。

 そして…

 それぞれの道、目標へ向けて、勇気と希望、闘志をもって踏み出してほしいと思います。最後に、私がよく卒業生に紹介する言葉をお伝えします。これは、私が若い時に参加した、全国進路指導研究大会で講演された先生がおっしゃった言葉です。


どのような道を選んだかで一生の価値が決まるわけではない

たとえそれが、第2、第3希望の道であってもその道をどう歩いたかで人間の価値が決まる

自分自身の努力のあとが、大きな広い道として続くようなそんな生き方をしたいものである


 どう生きるか? どんな人間になるか? それがもっとも大切なことですね!



※明日は、公立高校一般入試です。受検する生徒の皆さん、落ち着いて、全力を尽くして頑張ってきてください! 健闘を祈ります!!


(ひとりごと第1181号)