【3月24日】奇跡
- 公開日
- 2026/03/24
- 更新日
- 2026/03/24
校長のひとりごと
今日は、令和7年度の修了式。修了式では、卒業した3年生が1年生のときにも話した「節目」について。節を持つ竹が、節によって、強くしなやかに成長していくことから、私たちもそんな「節(目)」によって、成長していくことが大切であるということを話しました。そして、離任式後に時間をとっていただいて、「にんげん学」特別編として、最後に以下のような「奇跡」について話をさせていただきました。
●「あなたがあなたで生まれる確率はどれくらいか知ってるますか?」
「お父さんとお母さんが出会うことが『奇跡』」、「あなたになる遺伝子の組み合わせの数がとてつもない」、そして、「先祖代々のリレー(あなたの父母、祖父母、祖祖父母…とたどっていくと何世代?)。例えば、30代さかのぼると単純計算すると10億人の祖先がいることになる(実際にはもっと多い?)。その人たちが、一人でも病気になっていたら?、事故にあっていたら?、あなたは生まれていない」、そんなことをすべて含めると、あなたがあなたで生まれてくる確率は、100万回連続で宝くじの1等が当たるより難しいくらいの限りなく奇跡的なことです。ですから、あなたはそれだけでかけがえがないのです。
●「今日も生きているという奇跡」
あなたが、落ち込んでいても眠っていても、37兆個もの細胞が、動いて、細胞分裂を繰り返しています。心臓は、一日に10万回も動いています。寝ている間でも、ウイルスと戦ったり、がん細胞を排除したりしているのです。
イヤなことがあっても、すべてを投げ出したくなっても、「僕なんか…」「私なんか…」と思っているときでも、あなたの体の中では「私がついているから、応援してるから…」、「生きろ、生きろ! 負けないで頑張るんだ!」と、ずっと休まずに応援してくれているのです。事故にも合わず、体の細胞までもがあなたを応援し今日も生きているのです。そしてたくさんの人のおかげで今日まで生きてきたのです。これも当たり前ではないのです。
●「隣の人と出会う奇跡・仲間と出会う奇跡・先生と出会う奇跡…」
奇跡で生まれ、今日まで当たり前でなく、たくさんの「おかげ」で奇跡的に生きている2人が出会う奇跡は「奇跡 × 奇跡 = 素晴らしい『縁』・『出会い』」ということです。同じ時に、同じ時代に、同じ場所で出会うことはとても奇跡的なことです。クラスの友だち、先生、あなたの周りの人すべてとの出会いは「とてつもない」という言葉ではもはや足りないくらいの奇跡です。
あなたも特別、隣の人も特別なかけがえのない存在なのです。だからこそ、互いを大事にしてほしいと思います。人間は、言いすぎて人を傷つけるようなことがあるかもしれません。でも、人間は反省することができます。きちんと謝って互いに理解し合い、次に進むことができます。
意地悪ばかりしていると、不思議なもので意地悪な顔になっていきます。逆に、笑顔で優しく接していると、相手も笑顔に幸せに、そして自身の顔も優しく親しまれ、信頼される顔、姿になっていくのです。出会った人すべてを大切にしてください。
これからも、奇跡で生まれたかけがえのない「命」を大切に、そして、その命をいっぱいに使って、様々なことにチャレンジしてください。そしてそれが、友だちのため、学級のため、学校のため、社会のため、誰かのためになることができたら、「命」はとても喜ぶと思います。きっと自分自身も笑顔になり、幸せになると思います。
そんな温かな人たちでいっぱいにして、さらに大野東中をよくしてください。君たちなら大丈夫! きっとできる! これからの大野東中の発展を心から願っています。本当にありがとうございました。
私は、話のあと、子どもたちへ、そして、異動される先生方、残られる先生方も含めてエールを送りたいと、「栄光の架橋」を歌わせていただきました。
そのあと、生徒会長の荒牧さんからあたたかいメッセージをもらい、私も含め異動される先生方に「校歌」のプレゼントがありました。私は、生徒会の子どもたちに囲まれ、感動的な時間を過ごさせていただきました。
子どもたちに、そしてすべての先生方に、そしていつも支えてくださっている保護者の方々、地域の方々に心から感謝しています。出会わせていただいたすべての方に感謝の気持ちしかありません。素敵な3月を、奇跡と呼べるほどの最高の3月となりました。
結びに、約6年近く続けてきました「校長のひとりごと」は、今日で完結とします。これまで、多くの方に読んでいただき、温かい感想や励ましの言葉をたくさんいただきました。自分自身の勉強でもあったのですが、少しでも共感してくださったり、役に立てたりしたのなら幸いです。長い間のお付き合い、本当にありがとうございました!
(ひとりごと第1192号[完])