【9月20日】報恩感謝
- 公開日
- 2024/09/20
- 更新日
- 2024/09/20
校長のひとりごと
1年生が出発式を終え、海の中道青少年の家へバスで向かっています。バスに乗り込む前の子どもたちに手を振ると、元気に「おはようございます!」「行ってきます!」と言ってくれました。また、「楽しんでおいで!」と言うと、「はい!」と笑顔でこたえてくれました。今日も暑くなりそうなので、子どもたちの安全面を最大限に考慮し、活動の内容を変更して行うとのことです。2日間、有意義な活動になるよう、そして子どもたちが互いの“よさ”をたくさん見つけ、絆を深めてきてほしいと思います。
いってらっしゃい(^^)/
さて、永松茂久さん著『一流の人に学ぶ心の磨き方』からです。
「感謝は大切である」と多くの人が口にします。事実、「感謝さえできれば、成功は黙っていてもついてくる」といっても過言ではありません。
ではここで質問。
「感謝」と言う言葉は、じつは「○○感謝」という言葉の略なのですが、○○の部分にどんな文字が入るかわかりますか?
答えは「報」と「恩」。「感謝」という言葉は、もともと「報恩感謝」の「報恩」という部分を省略したものなのです。「報恩」とは、読んで字のごとく「恩に報いる」、つまり「恩返し」という意味。そして、最後の「謝」という字、これは「礼」という言葉を強調したもので、「礼」の最上級を表す言葉です。ですから、「報恩感謝」とは、「恩を感じた人に最高の礼をもって報いる」という意味の言葉。
本来「感謝」とは、相手の恩に対して報いることではじめて成立するものです。一流の人は、相手に感謝するとき、お礼の言葉だけでなく、感謝の気持ちを何かしらの「行動」や「形」で示します。それは「報恩」の大切さを知っているから。
どうか、あなたも行動をともなった感謝を心がけてみてください。きっと、いろいろなことが好転しはじめるはずです。
「感謝」することの大切さは今更言わなくても、様々な分野で活躍されている人、偉業を成し遂げられた人、そしてもちろん身近な人も言われます。しかし、ただ口だけの「感謝」ではいけないのだということを改めて教えてくれています。
以前のひとりごとでも紹介しましたが、「成功や成長のためには“感謝力”が大事である」とおっしゃった方がおられます。「“感謝”は“返謝”ではじめて“感謝”となる」と、感謝は「返す」ことによって本当の感謝になるということをについて教えてくれた方がおられます。今回の永松さんの言葉もこれらに通じていると思います。要するに、単に「感謝が大事」とか「“ありがとう”って言えばいい」ではなく、そのときの行動、そのあとの行動で示すこと、単に「モノ」をお返しに渡すといいうことではなく、そのあとの頑張りであったり、ひたむきな姿勢であったり、結果であったり…そんなことを意識して行動や形の伴う“感謝”が大切なのだと教えてくれてくれています。
私も「報恩感謝」を少しでも意識して、毎日を過ごしたいと思います。