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【7月10日】“おかげさま”

公開日
2023/07/10
更新日
2023/07/10

校長のひとりごと

 本日は、福岡県に線状降水帯が発生し、警報が発令され「休校」となりました。出勤途中、御笠川にかかる橋を通ると川が増水し、これ以上降り続くと氾濫の危険性もあるのでは…と思わせる状況でした。太宰府IC付近の道路では一部冠水し、木切れなどが散乱している状況でした。7月上旬は「熊本豪雨」「九州豪雨」「西日本豪雨」と多数の犠牲者を出した災害が頻発しています。これ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。

 さて、一昨日8日に、筑紫区中体連大会の競技がすべて終了しました。最終日の結果はトップページにも掲載している通り、女子バドミントン部が団体優勝、女子バスケットボール部が優勝、男子バスケットボールが準優勝、そして、剣道男子個人で原田さんが優勝、女子個人で竹井さんが7位入賞を果たし、それぞれ筑前地区大会へと進みます。筑前地区大会は、15日(土)から24日(月)まで、各競技が行われます。ぜひ、限られた時間にしっかりと最終調整をして大会に臨んでほしいと思います。大東生のさらなる活躍を期待しています。
 8日の大会では、バドミントン部の応援は萩尾教頭、剣道部の応援は池田教頭に行ってもらい、私はバスケット部の応援に行かせていただきました(すべての会場に行けなくてすみません…)。

女子バスケットボール部は決勝前半、少しかたさも見られましたが、中盤以降は自分たちのペースとなり、徐々に点差を広げ、見事“優勝”しました。
 男子バスケットボール部決勝、第2クォーター終了時、34対35の1点差。後半、相手に離されかけるも、また追いつき終盤までもつれにもつれ、ゲーム終了のブザー。なんと、59対60の1点差負けでの“準優勝”。3年生の中には涙を流して悔しがっている子もいました。ノーシードからの準優勝ですから、胸を張っていいくらい立派な準優勝なのですが、そういう悔しさが、これからの頑張りの原動力になります。その気持ちが素晴らしいと思います。

 バスケットボール部の試合会場に行って、たいへん感心したことがいくつかあります。
◆例えば、「ファール」の判定があると、まずはボールを審判の方に一度渡すのですが、そのとき、大東の子たちは必ず、審判の方のところへ走って行きボールを手渡し、一礼するのです。その姿からも子どもたちの真面目さや競技者としてマナーのよさを見ることができ感心しました。
◆会場に、保護者の方はもちろんなのですが、3年生の同級生の子どもたちがたくさん来てくれていました。そして、大声で男女バスケットボール部の子どもたちへエールを送り、シュートが決まるたびに大歓声が沸き起こるのです。雨の中、仲間のために応援に来てくれた優しい3年生、友達思いの3年生の皆さんに感心しました。
◆朝から雨の一日、グラウンドが駐車場でした。バスケットボール専門部の先生方は雨の中、一日中交代で、各場所に立たれ、車の誘導をされていました。途中大雨のときにはきっと、ずぶ濡れになりながら…。付近に渋滞が起き迷惑をかけたり、事故にならないようになどの配慮だと思いますが、本当に素晴らしいと思いましたし感心しました。
 こういう方々がいるからこそ、子どもたちが思い切りバスケットができるのだと思いました。

 日頃からどこまでも子どもたちを愛し支援してくださる保護者の方、支えてくれる仲間、様々なところで指導してくれたり準備やサポートをしてくれたりする先生方、審判をしてくださる先生方、補助員の生徒等々…できることが当たり前ではなく、たくさんの人の“おかげ”、たくさんの方の力で、好きなことができる。子どもたちには、そういう方々への“感謝”を決して忘れないでほしいと思います。
 そして、技術の向上だけでなく、人として大切なことを学び続け、謙虚に、志をもって粘り強く取り組んでほしいと思います。