【7月14日】笑顔と感動を!
- 公開日
- 2023/07/14
- 更新日
- 2023/07/14
校長のひとりごと
今朝の西日本新聞に驚きました。いつも新聞の外側にもう一枚。全面に、コースロープのあるプールの真ん中で泳ぐスイマーの写真、右下に「2度の延期を乗り越えて…世界水泳FUKUOKA2023 本日、開幕」という文字が…。その内側の面には、世界水泳のプログラムと福岡市の高島市長のメッセージが「笑顔と感動もたらす大会に」というタイトルで載っていました。
改めてになりますが、待ちに待った世界水泳が開幕ということで、私も興奮を抑えきれません。『オール福岡』でのおもてなしで、素晴らしい大会になることを願っています。福岡にお越しになる選手、関係者、来場者の皆さん、そしてお迎えする市民の皆さんも含め、街中が笑顔であふれる大会となれば、世界水泳の開催都市として、これほどうれしいことはありません。
大会コンセプトの「WATER MEETS THE FUTURE」の通り、本大会が多くの人々に笑顔と感動をもたらし、明るい未来に向けて行動を促す大会になればと願っています。
アーティスティックスイミング、競泳、水球、オープンウォータースイミング、ハイダイビング、飛び込みの6種別75種目が、本日から7月30日まで、マリンメッセ福岡、シーサイドももち海浜公園、県立総合プールで行われます。世界水泳のサイトには、参加人数は「約200ヶ国・地域から約2,400人」、来場者数は「40万人〜50万人」と書かれていました。きっとたくさんの感動と笑顔があふれる大会になるのだと思います。
忘れてはいけないのが、そこには大会を運営等していくスタッフの皆さんがどれだけいるのかということです。ちなみに、本校教頭の池田祐次先生は、明日から閉幕までの11日間、世界水泳のボランティアスタッフとして参加されます。朝7時30分〜18時まで勤務されます。競技の様子をじっくり見られるわけではなく、「裏方」に徹しながら大会の成功へ向けて尽力される一人となるのです。そういう方々がたくさんおられることを私たちは決して忘れてはならないと思います。やはり、“感謝”の気持ちはどんなときでも忘れないようにしたいものです。もう一つ言うと、池田教頭先生は、今年も「水球」の福岡県代表監督として8月の国体・九州ブロック予選にも参加されます。そんな中で、学校の業務とを両立させて頑張っていただいていると思うと頭が下がります。
今年の世界水泳で、どんな感動が生まれるか。本当に楽しみです。個人的には入江陵介選手や瀬戸大也選手、松元克央選手、池江璃花子選手、大橋悠依選手、成田実生選手などの競泳陣も楽しみだし、先日テレビで取り上げられていた、日本で唯一のハイダイビングの荒田恭兵選手に注目している私です。「ハイダイビング」は27mの高さから飛び込む競技だそうで、日本には正式な練習場所もないため、海に面した崖から飛び降りて練習されている様子が映像で流れていました。入水するときの速度は時速90kmにも達するので、必ず足から入水しなくてはいけないし、命に関わるので入水場所にはダイバーが常に3名待機しているという、ある意味本当に怖い競技です。事前に申告した技の完成度を競う採点競技であるハイダイビング、私は勝手に注目しています。
最初に紹介した新聞の右中央にこんな言葉が書かれています。
「涙がばれないように、何度も水の中に潜ってきた」
すべての競技の選手はこれまで血のにじむような凄まじい努力をされているはずです。涙を流したことも数知れずかもしれません。それでも、苦しみや困難、ケガを乗り越え、代表選手となったのです。そして、今回の大会で最高のパフォーマンスをしてくれるはずです。すべてを観ることはできませんが、少しでも世界最高峰の競技・演技をこの目に焼き付けたいと思っています。すべての選手の健闘を心から願います!