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【12月22日】感謝の2023年

公開日
2023/12/22
更新日
2023/12/22

校長のひとりごと

 大雪の心配をしていましたが、大きな影響はなく本日は「通常登校」となりました。2時間だけ授業をして、部活動のない子どもたちは下校しています。2年続けての予定より一日早めての終業式実施となりました。天候のことですから、絶対はありませんので仕方がありません。「せっかく」ですからと、今年最後の授業を子どもたちも先生方も楽しんで終わったのではないかと思います(^^)

 さて、今日は「冬至(とうじ)」です。北半球において日の出から日の入りまでの時間がもっとも短い(=夜が長い)日のことです。冬至がいつかは天文学的に決まり、毎年12月21日か22日です。私も理科の時間に習った覚えがありますが、地球が自転するときの軸(地軸)が約23.4度傾いていることから、この傾きが太陽の方と反対側に倒れている時期は寒く、昼が短くなります。冬至の日前後は、北極圏(緯度66.6度以北)では24時間、太陽が顔を出すことがなく、これを極夜(きょくや)と言います(白夜[びゃくや]の反対です)。
 そして、冬至と言えば、「かぼちゃ」と「柚子湯(ゆずゆ)」です。このことについては諸説あるようですが、「じゃらんニュース」には次のように載っていました。

冬至の食べ物と言えば「かぼちゃ」。ところで、なぜ冬至にかぼちゃなのでしょう。
 かぼちゃの原産地は中南米。もともと暑い国の野菜なので、かぼちゃは夏から秋に収穫されます。ただ、カットさえしなければ、風通しのいい涼しい場所で2〜3カ月保存することが可能です。かぼちゃは、体内でビタミンAに変わるカロテンや、ビタミンB1、B2、C、E、食物繊維をたっぷり含んだ緑黄色野菜。新鮮な野菜が少なくなるこの時期、これからの冬を乗り切るためにも、冬至という節目の日にかぼちゃを味わって栄養をつけようという先人の知恵なのです。ただ、江戸時代の文献には「冬至にかぼちゃ」という内容の記述はなく、明治以降に生まれた比較的新しい習慣と考えられています。
もう一つの冬至の風習が柚子湯(ゆずゆ)。この習慣は江戸時代からあったようです。1838(天保9)年に刊行された江戸の年中行事を紹介する「東都歳事記(とうとさいじき)」によると、「冬至 今日銭湯風呂屋にて柚湯を焚く」との記述があります。「冬至」を「湯治」にかけ、「柚子」を「融通が利く(=体が丈夫)」にかけて、お風呂屋さんが始めたとされています。江戸っ子ならではのしゃれたイベントですね。そして、柚子はちょうど11月〜12月が収穫期。柚子の果皮には、風邪予防や保湿にいいとされるビタミンCや、血行改善を促すといわれるヘスペリジン(フラボノイド)などが豊富に含まれています。昔の人は、旬の柚子が健康にいいことを経験的に知っていたのでしょうね。

 また別の資料には、「冬至はもっとも日が短くなる日。とういうことは、翌日から日が長くなっていく日である。そこで、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていました。太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至が暦を計算する上での起点です。中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の『一陽来復(いちようらいふく)』といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。つまり、みんなが上昇運に転じる日なのです!」
 ということも載っていました。
 
 間もなく2023年も終わりとなります。皆さんにとってどんな年になったでしょうか。人それぞれ感じ方は違うし、経験したこともそれぞれです。しかしすべての人が、そばにいる人、いつも支えてくれる人、遠くにいても繋がっている人、直接ではなくてもお世話になった人…たくさんの人のおかげで、生きています。生かされています。
 私自身は、今年4月に大野東中に赴任し、たくさんの方々との出会いと、支えや励ましの中で、たくさんの感動と喜びをいただきました。何より大野東中学校の子どもたちの素直さ、気づかい、頑張り、素敵な笑顔と優しさに元気と勇気をもらい、本当に感謝しています。これまでお世話になったすべての人に感謝をしながら、今年を終えたいと思います。そして、2024年が、子どもたちはもちろんのこと、すべての人にとって素敵で幸せな年になるように心から願っています。
 きっと素敵な年になる…もっと輝く年になる…

◆保護者の皆様、地域の皆様へ
 大野東中学校の教育活動に多大なるご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。おかげさまで大きな事故等もなく、2023年を終えようとしています。来年も子どもたちの笑顔と未来のために、教職員一同精一杯に努力してまいりますので、今後とも、様々な面でのご支援をいただきますようお願いいたします。
 最後になりますが、私のひとりごとにもお付き合いくださり、ありがとうございました。皆様や子どもたちの「見てますよ!」、「楽しみにしてます!」「感動しました!」などの励ましに力をもらい、今日で139回目(前任校からは735回目)のひとりごととなります。しばらくお休みいたしますが、また2024年も少しずつでもつぶやくことができればと思っています。
 それでは皆様、よいお年をお迎えくださいm(_ _)m