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【1月12日】三つの仲良し

公開日
2024/01/12
更新日
2024/01/12

校長のひとりごと

 今日2年生は、キッザニアでの職業体験に出かけています。キッザニアでは、「社会には多くの仕事があることを学べる」「お金の仕組みを知ることができる」「自分の力で伝える体験ができる」「時間を意識する練習ができる」「英語を使ったコミュニケーションを体験できる」などの学びができるといわれています。子どもたちが少しでも多くのことを学び、そのことが将来の目標や志をもつことにも繋がればと願っています。
 また、本日午後からは「新入生入学説明会」として、4月に本校入学予定の小学6年生の皆さんとその保護者の方々が来校されました。大野東中にとっては、4年ぶりの入学説明会でした。子どもたちは、多少の不安もあるかもしれませんが、希望や期待に胸膨らませているのではないかと思います。中学校では入学式へむけてしっかりと準備をしながら、新入生を気持ちよく迎えたいと思います。

 さて、『PHP』という本に、国際コミュニケーション学会名誉会長の鈴木秀子さんのコラムが載っています。その中に人生を心健やかに過ごす極意「三つの仲良し」というものが書かれていましたので紹介します。

 「一つめの仲良し」は自分自身と仲良くすること。つまり、自分を好きになることです。小さなことに感謝したり、人のために祈るのは、自分を好きになる第一歩です。そして、もし失敗したり、後悔することがあったりしても、自分を責めないこと。自分を責めると、自分が嫌いになります。自分を責めたくなったら、「これは私を成長させるための恵み」だと思うようにしましょう。恵みですから、それを糧に「次はこうしよう」「今度はこうしてみよう」と前向きに考えられるようになります。
 「二つめの仲良し」は他人と仲良くすること。自分を責めない習慣づけをしていると、自分を許せるようになるので、他人も許せるようになります。つまり、人とも仲良くできるようになるのです。他人に対してどうしてもカッとなったときは、その場を離れるか、六秒間かけてゆっくり深呼吸しましょう。怒りが少しおさまります。
 「三つめの仲良し」は自分の力を超える存在と仲良くすることです。自分を好きになり、自分の大切さに気づけば、人智(じんち)を超えて起きることも、すべて自分の成長の恵みであると受け止められるようになります。すると大いなる存在に感謝する気持ちも生まれてくるでしょう。
 今年はぜひこの「三つの仲良し」を意識し、感謝する気持ちを忘れないで、頭と体の健康に気を配りましょう。

 いかがでしょうか。今日の入学説明会の中でも6年生に「君たちの可能性は無限大」「みんな素晴らしいよさをもっている」…などの話もさせていただきました。誰だって失敗するし、うまくいかないことがあるし、時に自分がイヤになるようなこともありますが、それでも自分を認めてあげること。そしてその失敗は必ずその後の人生の糧となり力となっていく。また人を認め、相手意識をもって接すること。さらには、自分の想像や理解を超えたことが起きたとしても、その事実を認め、そのことと向き合い、一歩ずつ乗り越えていくことが大切なのだと鈴木さんは教えてくれています。何より、命がある、生きていることに感謝し、たくさんの方に感謝し、粘り強くそれぞれの志や目標に向かって日々精進していかなければなりません。年明けから悲しく胸が痛くなるニュースが続いていますが、互いに思いやりをもって、自分ができることを精一杯にしていきたいと思います。