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【2月5日】話し方

公開日
2024/02/05
更新日
2024/02/05

校長のひとりごと

 昨日は、本校職員の結婚披露宴にお招きいただきました。その中で、「乾杯」のご発声を!と、ご指名を受け、久しぶりに挨拶を少し交えさせていただいたのですが、たいへん緊張してしまいました。私の前に話された、知り合いの校長先生の緊張感も伝わってか、待っている間にだんだんと緊張感が高まり、少ししどろもどろの挨拶になったのでは…と反省しました。お二人の門出を祝う「乾杯」ですので、できるだけ明るく元気にだけを心がけてはいたのですが…。幸せいっぱいのお二人ということで許していただければと思います。本当におめでとうございました!

 さて、挨拶や話し方というものは、本当に大切だと思いながら、なかなか思うようにいかないものです。コミュニケーション総合研究所代表理事の松橋良紀さんの著書『話し方で“成功する人”と“失敗する人”の習慣』の中の、「成功する人は準備万端、失敗する人はぶっつけ本番」から抜粋要約します。

 アナウンサーを20年以上している人にセミナーの司会を頼んだとき、彼女の台本を見せてもらいました。大して難しくないセリフなのに、たくさんのメモが記されていました。どこで区切るか、どこを強調するか、しっかりと準備しているのです。さらに、人前で話す言葉は、必ず声に出して読んでからでないと話せないともおっしゃっていました。20年以上のベテランで、司会もたくさんこなしてきたプロなら、初見でスラスラと読めるはず。それにもかかわらず、「声に出して読む」というリハーサルなしでは、とても人前で話せないと言います。そのことからプロの心構えというものを思い知りました。
・どこを区切るのか?
・どこを強調するのか?
・テンポはどれくらいで話すのか?
台本を読みながら、これをメモって本番にのぞみましょう。プロのアナウンサーは、「人前で話す前に、発声練習をしないのもありえない」とおっしゃいます。まず、午前中に人前で話す機会があるとしたら、その3時間以上前には起床することです。3時間未満だと、体が本調子でないまま、しゃべることになるからです。また、しっかりとした発声ができるように、頬の筋肉、口の周りの筋肉をほぐします。顔の筋肉が固まったままだと、引きつった表情になり、聴衆に緊張を与えてしまいます。…(後略)…

 松橋さんは人前で話す当日の朝は、アナウンサーであり日本を代表する話し方講師として知られる倉島麻帆先生から学んだ準備法を、必ずお風呂に入ってされているそうです。内容は「ハミング法」という「うー」とうなりながら、喉や体を響かせるもの。そして、「あえいうえおあお、かけきくけこかこ、…」のような発声練習などをされて講演にのぞまれるそうです。
 私も基本、原稿を準備し、場面や場所をイメージし、声に出して準備してはいますが、まだまだ足りないのだと思います。入学式や卒業式の式辞以外は、できるだけ原稿を見ないで話をしようとは思ってはいますが、思うようにいかないことが多いです。やはり、私の「準備不足」なのだと思います。もう少し、わかりやすく上手に話せるように努力していかなければと、反省した私です。