【4月8日】共に創る
- 公開日
- 2024/04/08
- 更新日
- 2024/04/08
校長のひとりごと
本日、令和6年度第1学期が始まりました。新しい先生と転入生も迎えての新たなスタートとなりました。1年生は中堅学年である2年生へ、2年生は学校の顔とも言える最上級生へとなりました。「赴任式」「新クラス発表及び机等の移動」「始業式」「新担任・副任の発表」と続きましたが、子どもたちはたいへん態度もよく、そしてまた一段と成長したように感じました。今日、感心したことがあります。
まずは、生徒会の子どもたちが進んで入退場指導や整列指導をしていたこと。新クラスになってすぐで、委員も決まっていない段階ではありましたが、互いに知恵を出し合い、一生懸命に整列や点呼なども指示を出していたこと、素晴らしいと思いました。
また、新担任・副任の発表では、一人ずつ私が先生方を紹介するたびに、何も言わなくてもあたたかい拍手をしてくれたこと。やはり、大東の子たちは優しくてあたたかいなぁと感じました。もちろん、廊下での挨拶(立志礼)や掃除(プライド清掃)にも相変わらずきちんと取り組んでいました。これから、生徒会スローガンにもあるように、子どもたち、そして私たち大人も一緒になって「共に創る」学校でありたいと思います(※写真は春休み中に校舎に掲示した生徒会スローガンです)。
さて、4月6日の西日本新聞『春秋』に次のようなことが載っていました。
慌ただしい新年度が始まって1週間。新しい環境で迎える週末、ほっと一息ついている人も多いだろう。本年度の新入社員は「セレクト上手な新NISAタイプ」という。産労総合研究所(東京)が3月に発表した。費やす時間の効率性「タイムパフォーマンス(タイパ)」を重視し、唯一の正解を求めていく熱意がある。目標が定まれば自分なりに情報を集め、選んで歩き始める。それが今年の制度変更で選択の幅が広がった新NISA(少額投資非課税制度)と重なるとか。
ちなみに、昨年度はさまざまなツールを扱い、答えを導き出すスキルが高い「AIチャットボットタイプ」。10年前は人を傷つけない安心感がある「自動ブレーキ型」、20年前は高値で落札しても当てが外れることもある「ネットオークション型」だった。従来とは異なる価値観や感性を持つ若者は、過去にも団塊の世代、新人類、バブル世代、さとり世代、などと分類された。今ならZ世代がよく使われる。新人類と呼ばれた世代ももはや定年。改めて眺めれば、人は世代でひとくくりにできないことが一目瞭然だ。コミュニケーションが難しいのは、お互い肩書きや年齢にとらわれて、一人の人間としてじっくりむきあっていないからかも。あえて若い世代をひとくくりにするならば、誰もがあらゆる可能性をひめた存在である。真新しいスーツで歩く姿は微笑ましく、まぶしくもある。
子どもたちの可能性はいつの時代も無限大です。私たち大人の想像を超えるくらい成長します。私たち大人が子どもたちの力を過小評価しないで、子どもたち自身の背中を押してあげられるような支援をしていきたいと思います。
今日の始業式で私は、以下のような話をしました。
◆環境が変わることに不安がある人がいるかもしれないが、それは大きく成長するチャンスであるし、新しい出会いによって学べるチャンスである。
◆大野東中の皆さんに目指してほしい姿は「志としなやかな心をもち、地域・社会に貢献できる生徒」である。キーワードは「志」「凡事徹底」「しなやかな心」「目配り・気配り・心配り」、そして「貢献」。これらを一言でまとめると『自律貢献』である。自律貢献の姿をイメージし、取り組んでほしい。
◆たくさん失敗していいから、前向きなチャレンジをしてほしい。前向きな失敗は必ず糧となり、成長へとつながる。「自分なんて…」と思わず、きっとできる、必ずできると信じてチャレンジしてほしい。
最後に、子どもたちにこう言いました。
「小さなことにも感謝をし、『ありがとう』がきちんと言えるようにしてほしい。『ありがとう』と皆さんの『笑顔』が溢れる学校を共に創っていきましょう!」
個性豊かなかけがえのない子どもたちが、笑顔で毎日を送ることができるよう、私たち教職員も保護者の皆様、地域の皆様のと力を合わせ、「チーム大東」で頑張ります!どうぞ、よろしくお願いしますm(_ _)m