【4月9日】待ってます!
- 公開日
- 2024/04/09
- 更新日
- 2024/04/09
校長のひとりごと
能登半島地震で大きな被害が出た石川県輪島市では昨日、市立小中学校の入学式が行われていました。校舎が被災した小学校では、消防署などで合同入学式を開催したとの報道があっていました。つくづく思います。当たり前を当たり前と思ってはいけない。当たり前にできることに感謝しなければならないと…。
本校では午後から、子どもたちと先生方が一緒になって明日の「第54回入学式」の会場準備をしました。グラウンドでは、先生方が強風と霧雨の降る中で、保護者の方の駐車場整備として、ライン引きや水たまりの水取りをしていました(写真)。たくさんの人が、新入生のために素敵な入学式をしたいという思いで取り組んでいました。明日の天気はよさそうなので、きっと“いい日”になるのではと思っています。在校生の子どもたちも教職員も、新入生の皆さんの入学を心待ちにしています。
さて、経営コンサルタントの池田光さんという方が解説された本『中村天風 折れないこころをつくる言葉』に「積極的なシナリオを選んで主人公を演じる」というところがあります
『心の態度が積極的だと、お互いの命の全体が積極的に運営される。反対に消極的だと、またそのとおりに全生命の力が消極的に萎縮せしめられてしまう(天風)』
この人生は誰でもない、あなたを主人公にした舞台です。舞台では緊張するかも知れませんが、人生は一回限り。堂々と、与えられた役割を演じきってください。演じるにあたって、積極的なシナリオでいくか、消極的なシナリオでいくか。…どちらを選択するかで、人生は180度変わってしまいます。たとえば、病を演じるときに、消極的なシナリオをとると、どうでしょうか。天風は、
「心がもしも病に負ければ、治る病も治りはしません」
と言います。消極的なシナリオでは、萎縮した人生となり、宇宙エネルギーを受け入れる入口はふさがれて、生命力は減少します。病が治りにくいのです。では、積極的なシナリオをとると、どうでしょう。天風は、
「医者がさじを投げ、だんぜん治らないと決められたような病でも、心が病に打ちかっているような、積極的精神の状態であると、その病が治らないまでも、医者がびっくりするほど長持ちをするというような場合がしばしばある」
と言います。もちろん病だけではありません。積極的なシナリオを演じると、健康で、長寿で、運命がよくなり、成功が得られます。そして、舞台のあなたは輝きを増すことでしょう。すべてが手に入ります。すべてを手に入れるには、積極一貫のシナリオを演じ切ることです。
希望と期待を胸に入学してくる新入生…。新入生一人一人が主役。これからの中学校生活、失敗を恐れず前向きにチャレンジし続けてほしいと思います。それが成長や成功へと繋がっていきます。「きっとできる!必ずできる!」、そう信じて、何事にも積極的に取り組んでほしいです。
すべての子どもたちが、それぞれのよさを発揮し、キラキラと輝く学校生活が送れるよう、“チーム大東”で支援していきます。
新入生の皆さん、明日会えることを楽しみにしてます(^^)