【4月10日】まず一歩…
- 公開日
- 2024/04/10
- 更新日
- 2024/04/10
校長のひとりごと
本日は素晴らしい天気となり、第54回入学式を無事終えることができました。新入生233名が大野東中の一員となり、全校生徒719人で明日から学校生活を送ることとなります。 新入生の皆さんは、期待と不安の入り交じった中での登校となったかもしれませんが、
「新入生呼名」のときにも、それぞれが精一杯の返事をしてくれました。また、「入学、おめでとうございます!」と言うと、きちんと頭を下げる子ばかりでした。さらに、職員紹介のとき、「よろしくお願いします!」と職員が言うと、「よろしくお願いします!」と子どもたちは自然と返してくれました。なんてかわいくて素直な子たちなんだろうと私は思いました。これから友達や先輩、そして先生方との様々な活動を通して、どんどん成長していってほしいと思います。式辞の中でも伝えましたが、様々なことにどんどんチャレンジしてほしいと思います。失敗や困難を乗り越えることこそ、生きていく上での大きな糧となるし、それによって人は大きく成長します。私たち教職員も、保護者の方々も、地域の方々も“可能性が無限大の子どもたち”のことを、精一杯に応援し、支援していきたいと思います。
以前、載せたことがあるかもしれませんが、新入生の入学にあたり、本田技研工業の創業者である本田宗一郎さんの『やりたいことをやれ』からです。
「まず第一歩を」
人間が進歩するためには、まず一歩を踏み出すことである。ちゅうちょして立ち止まっていては駄目である。なぜなら、そこにどんな障がいがあろうと、足を踏み込んではじめて知れるからだ。失敗は、その一歩の踏み込みだと思う。前進への足跡だと思う。
わが国には「サルも木から落ちる」という言葉がある。慢心(まんしん:おごり高ぶること)とか油断へのいましめである。心のゆるみだが、このための失敗には、私は寛容の心を持ち合わさない。なぜかといえば人間に許される失敗は、進歩向上をめざすモーションが生んだものだけに限るのだと思うからだ。しかし、私は猿が新しい木登り技術を学ぶために、ある試みをして落ちるなら、これは尊い経験として奨励したい。
本田さんは、いい加減な失敗や自分が楽をしようとしてする失敗、準備を適当にしてする失敗、人をおとしめるような失敗は許せない。逆に、新たな学びへのチャレンジは応援したいということです。
私も子どもたちによく伝えます。「前向きな失敗はどんどんしなさい。子どもであっても大人であっても失敗は誰でもするのだから…。頑張ってチャレンジして失敗することは、大きな学びとなるし、それが成長へと必ず繋がるから」と。
新入生の子どもたちはもちろんのことすべての子どもたちが、まずは一歩を踏み出し、自分の可能性を広げていってほしいと思います。
いよいよ全員そろっての学校生活がスタートします。今年度も子どもたちの輝く姿をたくさん見たいと思います。本当に楽しみです!
新入生の皆さん、保護者の皆様、本日はおめでとうございましたm(_ _)m