【4月19日】心持ち
- 公開日
- 2024/04/19
- 更新日
- 2024/04/19
校長のひとりごと
大野東中でちょうど200回となる今日のひとりごとです。コロナ禍ではじめた「校長のひとりごと」は、前任校から数えると796回となり、800回まであと少しとなりました。コロナ禍、学校に来てもらえない保護者の方、地域の方に少しでも学校の様子を知らせたい。そのためにもホームページの充実をしなければと考えました。トップページに子どもたちや先生方の頑張りや取組の様子などをできる限り知らせること。それと同時に、私が見聞きしたことで共有したいこと、一緒に考えてほしいことなどを「校長のひとりごと」として、1週間に1回か2回程度つぶやけたらいいなと始めたのですが、いつものまにか4年弱で800回に届くまでになりました。おかげさまでいろいろな方に、「楽しみに読ませてもらっています」「勉強になります」「元気が出ます」…などと声をかけていただいて私がありがたい気持ちになっています。今年度は自分の役職の関係で出張等が多くなり、なかなか時間的にも厳しくなりそうですが、できる範囲で少しずつつぶやかせていただこうと思います。よろしくお願いいたします。
さて、今朝の西日本新聞『春秋』からです。
「雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる」。この時季になると、そんな言葉を思い出す。レゲエを世界に広めたジャマイカの音楽家、ボブ・マーリーが言っている。
春の雨が土を潤し、木や花の色も一段と鮮やかさを増す季節に入ってきた。きょうは二十四節気の「穀雨(こくう)」。古代中国で生まれた二十四節気は、四季をさらにそれぞれ6等分して気候の推移を示す。忙しさにまぎれ、忘れてしまいそうな自然の恩恵を思い出させてくれる。穀物にとって恵みの雨だから「穀雨」とは分かりやすい。でも実は、今の中国ではそうは書かない。代わりに「谷雨」と表記される。大陸で使われている中国語(簡体字)は「穀」の字を、発音が同じ「谷」で代用しているせい。「谷」ではいまひとつ雰囲気が出ない。そんなふうに思うけど、日本でもあまり画数が多いのは旧字体扱いして使わないし、漢字辞典「字通」を引くと「谷」は「穀と同じ」とも書いてある。不思議はないようだ。むしろ日本でこの表記は律儀に受け継がれてきたことを幸いと思うべきなのかもしれない。
予報では、この週末あたりから暦どおりの雨降りの日が多くなっていくらしい。同じ雨でも、ある人はそこに何かを見いだし、ある人はただ嘆く。生きていてどちらが楽しいかは、はっきりしている。柔らかな春の雨を感じる、そんな心持ちでありたい。次の節気は、もう立夏。
今日の天気は一日快晴。昼間は夏日になるかも…との予報。春というか、もう一気に「立夏」、夏に近づいていっているのかもしれません。
昨日のひとりごとのタイトル「心のもちよう」。上のコラムにも「柔らかな春の雨を感じる心持ちでありたい」ということがかかれています。結局の所、天候はもちろん、起きたこと、今起こっていることを嘆くよりも、やはり「心のもちよう」で前向きに対応していくことが幸せにつながっていくのかと思います。
明日は本年度初めての授業参観、そしてPTA総会、学年総会です。天気は午前中は晴れ、午後から雨の予報となっています。たくさんの方に来ていただく日なので、できれば雨は降らないでほしいとやはり願ってしまいますが…(^_^;)
保護者の皆様、明日はどうぞよろしくお願いいたします!