【12月13日】笑顔
- 公開日
- 2024/12/13
- 更新日
- 2024/12/13
校長のひとりごと
『PHP』という小冊子に俳優の内田有紀さんの「笑顔は周りに広がっていく」という投稿がありましたので、一部抜粋して載せます。
この年齢になってつくづく思うのは、出会った人と快く心を通わせることが人生の醍醐味だということ。それを存分に味わうためにも、笑顔を大切にしたいなと思っています。若い頃は少し斜に構えていて、人に笑顔を見せるのはかっこ悪いと思っていました。やたらとニコニコするもんじゃない、なんて勘違いしてたんですね。でも、日々いろいろな方と出会うなかで、自分から笑いかけると相手も笑い返してくれるということを経験するようになりました。
いいことや楽しいことがあったら笑うのは当たり前。そうではなくても、相手のことを思って笑顔で接すると、相手はもちろん、周りの人たちも笑顔になっていく。笑顔が伝染して、その場の雰囲気が明るく、なごやかになります。逆に、こちらがしかめっ面をしていたら、相手もその場の雰囲気も悪くしてしまう。若気の至りだったらまだしも、それなりに年齢を重ねれば、人を不快な気持ちにさせることほど無意味なことはないと思うんです。ですから今は、仕事でもプライベートでも、出会った人には自分から心の扉を開いて笑おうと、つねに心がけています。
…(中略)…
希望をもって生きていくために、笑うこと、笑顔でいることはとても大切だと思います。昔から「笑う門には福来たる」といいますよね。また最近では「笑うと免疫力が上がる」とも。そんなふうに言われるのは、笑うことの大切さを多くの人が実感しているからではないでしょうか。
ただ、そうは言っても、つらくてとても笑えない、ということもあります。私自身、そういうときは無理に笑おうとせず、まずはとことん落ち込み、思いっきり泣きます。そうやって本当に底まで落ちたら、あとは上がるだけ。次第に気持ちが回復してきて笑えるようになるんです。…(後略)…
「癒やしの総合情報サイト」には、笑いや笑顔がもたらす7つの効果というものが載っています。
1 幸福感アップ…笑うことで脳に、「エンドルフィン」という鎮静作用や多幸感をもたらすホルモンが分泌され、幸福感やプラス思考を高める
2 脳の働きが活性化…記憶を司る器官である海馬の容量が増えて、記憶力がアップしたり脳をリラックスさせるα波を増加させる
3 ストレス軽減…「交感神経」と「副交感神経」のバランスを整える
4 血行促進…体内に酸素がたくさん取り込まれ、血の巡りが良くなり新陳代謝も活発になる
5 筋力アップ…腹筋を始めとして横隔膜や助間筋などを鍛え上げ引き締める
6 ガン予防…ガン細胞を退治してくれるのがNK細胞が活性化する
7 自律神経のバランスを整える
また、別のサイトには上記のこと以外に、「気持ちが楽になる」「人を惹きつける」「人間関係がよくなる」「ポジティブになる」「潜在能力を引き出す」「アレルギーが改善される」…など様々な効果が書かれていました。
素敵な笑顔の人の周りには素敵な人が集まります。笑顔は人に安心感を与え、幸せな気持ちにさせてくれます。しかし、時にはなかなか笑えない自分がいます。不機嫌さが顔に出たり、落ち込んで暗い顔をしていることがあると思います。内田有紀さんのように、泣くだけ泣いたらまた顔を上げて、笑顔で過ごせるように、そうなれたらと思います。
笑顔と笑顔を繋げ、優しさと笑顔で溢れる社会になっていくよう、一人一人が心がけたいものです。