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【6月11日】笑顔

公開日
2024/06/11
更新日
2024/06/11

校長のひとりごと

 昨日放課後、出張のため学校を出ようとしたときに、下校していた陸上部3年生の野瀬さんたちが『さようなら!』と大きな声で挨拶をしてくれたあと、私の方に来てくれました。
「今日は練習は休みかな?」
『はい。そうです』
「土曜の大会、頑張ってたみたいね。素晴らしいね!」
『はい、頑張りました!あ、校長先生、筑前大会は見に来れますか?』
「えーっと…平日開催だったね。多分行けると思う」
『校長先生忙しいから、難しいんじゃないかな?』
「いやいや、行くよ!また、筑前で頑張ってね!」
『はい!ぜひ、来てください!ありがとうございます!頑張ります!』
「じゃあ、今日はゆっくり休むというか、テストへ向けて勉強かな?頑張って!」
「はい。ありがとうございます。さようなら!」
 陸上部の子どもたちのさわやかな笑顔、そして、私に「応援に来てください!」「ありがとうございます!」と言ってくれるその素直な気持ちと優しさに、とても心があたたかくなりました。この人間性の素晴らしさが陸上にもいかされ、素晴らしい結果も出しているのだと思います。本当に素晴らしい子どもたちです(^_^)

 さて、中村天風氏の著書『ほんとうの心の力』に「笑いはこの上ない開運剤」というところがあります。

 人間は万物の霊長として創造の大使命を行うがために、この世に生まれたのでありますから、一面においては他の生物とは比較にならないほどいろいろな恩恵を受けられています。が、またその反面においては、その人生に重い大きな負担を背負わされています。したがってその実際生活を営むとき、それはもう、はかり知れない苦しみと悩みとがあるのです。
 そして、“笑い”というものは、その苦しみや悩みに疲れる心や体を、「ほどよくこれをもって調和せよ」ということで、人間にだけ与えられた特別なものに他ならないのです。その証拠には、苦しみや悩みに襲われたようなとき、何かおかしなことがあって思わず笑えば、どれだけその苦しみや悲しみが軽くなるかわからないでしょう。
 第一、いつもニコニコしている人に病弱の人いますか? 笑顔で悲観している人や、その精神を消極的にしている人いますか? 事実において、ニコニコ笑顔の人のそばにいるのと、難しいしかめっつらしている人のそばにいるのと、あなたはどちらが気持ちいい? 笑顔の人のそばにいると、何となくチャームされ、多少の悩みや悲しみがあっても忘れてしまうのでは?
 笑いは無上の強壮剤であり、また開運剤なんです。

 笑いや笑顔にどれだけ元気をいただけるか。笑顔は人を笑顔にします。人の心をあたたかくします。笑顔で幸せな気持ちになります。子どもたちの笑顔を見ると、本当に嬉しいし、こちらまで元気をもらいます。子どもたちの笑顔がこれからもたくさん見られるようにしていきたいし、私自身も笑顔を心がけ、前向きな気持ちで過ごしたいと思います。いつもしかめっ面の大人ではいけないですね…